大阪女子にフラれた!? 映画「さらば あぶない刑事」舘ひろし&柴田恭兵が大阪で舞台挨拶

関西ウォーカー

映画「さらば あぶない刑事」で主演を務める舘ひろしと柴田恭兵が、公開2日目となる1月31日に大阪の梅田ブルク7(大阪市北区)で舞台挨拶を行った。本作は、1986年にテレビドラマ「あぶない刑事」が放映開始されてから約30年もの間、愛され続けてきたシリーズの最終作。1月30日より全国252館で公開となり、すでに興行収入30億円を見込めるほど大ヒットとなっており、シリーズ最高のスタートを切っている。

舞台挨拶で柴田は、「映画が昨日封切られて、全国の上映劇場が本当に満席なんです。特に、北海道が120%の動員で、舘さんに『北海道へ行きますか?』と聞いたら、『寒いのは苦手だから、大阪を徹底的にやるぞ!』と。そういう気持ちで今日は来ました」と、意気込みを語った。さらに本作は、小学生から大人まで、世代や性別に関係なく大勢が劇場へ足を運んでいることについて、柴田は「遂に、『あぶない刑事』は『ゴレンジャー』を超えたなと。舘さんの“ダンディーレンジャー”と、僕が“セクシーレンジャー”です!」と、舘が演じる“ダンディー鷹山”と、柴田が演じる“セクシー大下”の愛称になぞらえたコメントで会場を沸かせた。

舘は大阪の女性の印象について聞かれると、「10代の頃に、大阪の女の子に恋をしたんです。大阪弁にやられちゃったんですよね。なんだかいやらしいじゃない?(笑)。それで恋をしたんですけど、結局フラれちゃいました」と、青春時代の淡いエピソードを語った。挨拶の途中、2人からサプライズで超満員の観客とジャンケン大会が催され、勝ち残ったファンにサイン入りのポスターをプレゼントする場面も。

終始、悲鳴にも似た大歓声が鳴りひびくなか、2人はトレードマークのサングラスを外し、観客へ最後のメッセージを伝えた。舘が「正直、30年も経っているのに皆さんからこれだけ支持されるとは思っていませんでした。この作品は自分の代表作であり、柴田恭平という俳優に出会えた、僕にとっては凄く意義のある作品でした。本当に今日はありがとうございました」と感謝を伝える。そして柴田は、「30年間やってこれたのは、皆さんのおかげです。『映画の2人はとてもかっこよかったけど、実物はもっとかっこよかった!』と友達に伝えてください」とお茶目なメッセージで締めくくり、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。

また、本作の公開を記念して、今回会場となった梅田ブルク7とE-MAビル特設会場(大阪市北区)では、劇中で使用した衣装や特殊造形のトップクリエイターが制作した「タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の胸像」などの特別展示を無料で期間限定開催している。映画と合わせて、最後の「あぶデカ」世界を堪能しよう。

【取材・文=関西ウォーカー編集部】

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