2月8日、大阪の梅田ブルク7(大阪市北区)で、映画「X-ミッション」(2月20日公開)の公開記念特別試写会が開催され、お笑いコンビのジョイマンがサプライズで登場した。
本作は、パトリック・スウェイジ&キアヌ・リーブス主演の「ハートブルー」を原案に製作されたサスペンス・アクション。超一流のアスリートチームが前代未聞の方法で犯罪を行っているという疑いをかけられる。そしてそのチームに、かつてアスリートだったFBI捜査官であるジョニー・ユタが潜入し、捜査を行うというストーリー。
世界のトップアスリートたちも撮影に参加し、全編生身で挑むCGなしのアクションが話題となっている同映画。高速で風に乗りながら空を飛び降りるウィングスーツ・フライング、特大の波に乗るサーフィン、絶壁を滑走するスノーボードなど、見どころ満載の内容となっている。
登場してネタを披露した後、ジョイマンのボケ担当の高木晋哉は、「普段はあまり、こういったキラキラとしたイベントに呼ばれることがないのに…」と、首をかしげる。すると司会者から、危険極まりない“急降下”アクションが見どころの本作にちなみ、ラップネタで一世風靡した2008年から人気が“急降下”した芸人ということで今回の出演が決まったと明かされる。
予想していなかったまさかの理由に、驚くジョイマンの2人。しかし、大勢の観客が詰めかけた会場で、2人のコンビ名を知っていた人は10人程度という厳しい実状! 月収の“急降下”具合を聞かれて、高木は「当時の最高月収が180万円で、現在の最低月収は10万円前後です」と懐事情を暴露した。すかさずツッコミの池谷和志が、「誰か仕事をください!」と嘆いて笑いを誘う。続けて、高木は「生活の足もタクシーだったのが、徒歩になりました。今では10キロ圏内だと自転車移動なので、どんどん健康になってラップのステップもあの時よりも高く飛べるようになりました!“急降下”して良いこともありましたね」と、“急降下”した生活についても明るく前向きに話した。
ラストは、映画「X-ミッション」を題材に、ネタを即興で披露するという無茶ぶりにも対応。この日だけの完全新ネタのラップを披露し、「今では仕事は、週3、自己破産♪」と自虐的な韻を踏んで会場を沸かせた。
同映画は、2月20日(日)より梅田ブルク7ほかで全国ロードショー。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 大西 健斗】