JR西日本・大阪環状線「新今宮駅」の東口に「通天閣口」という愛称名が、「ツーテンの日」である2月10日(水)に制定され、また同日に愛称名制定記念式典が行われた。
これは、平成25年度からスタートした、魅力あふれる環状線を目指す「大阪環状線プロジェクト」の一環として行われるもの。大阪のシンボル・通天閣の最寄駅とあって、多くの観光客が同駅を利用するが、西口と東口があり、「どちらに降りたらいいのかわかりづらい」という意見が利用者から出ていた。そこで今回、案内サインの改良に合せて、愛称名が導入されることとなった。
式典で登壇した、西日本旅客鉄道株式会社 新今宮駅長の松田竹千代さんは「日頃利用して頂いているお客様にも、一層の愛着を感じて頂ければ光栄です。また新世界や通天閣といった周辺地域の活性化に寄与できれば」と期待を述べた。また同じく登壇した通天閣観光株式会社代表取締役社長の西上雅章さんは「今年、通天閣は60周年で、人間でいうと還暦の年にあたる。今回の愛称名制定は、JRの方から素晴らしい還暦祝いを頂いたと思っています」と謝辞を述べ、挨拶の言葉とした。
新改札銘板除幕式には、通天閣キャラクター・ビリケンちゃんや、ニ代目ビリケン像も登場。賑やかな雰囲気の中で同式は行われた。
なお、愛称名制定記念として、スクラッチ部分をこすると、ビリケンさんからのメッセージが出てくるという「通天閣案内マップ」を、同駅の改札口(東口、西口両方)で配布中。改札口で「通天閣は、どちらですか?」と問い合わせると貰えるのだとか。2,100枚の限定配布で、無くなり次第終了。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 小笠 智子】