2月13日、朝日生命ホール(大阪市中央区)で、映画「女が眠る時」(2月27日公開)のティーチイン付き特別試写会が開催され、美容番長ことタレントのシルクと吉本新喜劇の宇都宮まきがゲストで登場した。
本作は、1995年の映画「スモーク」でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いたウェイン・ワン監督がメガホンを取り、スペイン人作家による短編小説の舞台を日本に置き換えて映画化したミステリー。バカンスでリゾートホテルを訪れた作家が、異様な存在感を放つ初老の男と若い女のカップルと出会い、彼らに過剰な興味を抱いていく内に、二人の後を追い部屋を覗き見るようになるというストーリー。主人公の作家を西島秀俊、初老の男をビートたけしが演じる。
この日は、バレンタインデー前日とあって、会場に招待されたのは女性客のみ。2人の恋愛トークにも大いに花が咲く。本作にちなんで、これまで異様な愛情を向けられた経験があるかと問われ、シルクは20代の男性と年の差恋愛をしていた話から、お坊さんとの変わった恋愛遍歴まで、赤裸々に苦い思い出を明かす。宇都宮は、「十代の頃ですが、彼が寝ている隙に携帯を見ることが癖になってしまって。ある日、正座しながら見ていると、彼が急に起きてしまったんです! 慌てて膝の裏に挟んで隠したんですけど、彼が携帯を探し始めたので、焦るあまり汗をダクダクかいてしまい携帯が水没したことがあります…」と、驚きのエピソードで会場の笑いを誘った。「この映画もそうですけど、いけないことだと思えば思うほど、余計に興味がそそられて見ちゃうんですよね」と、自身の経験を交えながら映画の感想を述べた。
さらに、会場の女性から恋愛にまつわる質問に答える場面も。恋人の束縛が強いという女性の悩みに対して、シルクは「本当に自分のことを好きでいてくれる人なら、そんなことはしない。ダメだと思ったらもう別れなさい!」と一刀両断。元彼への未練から新しい恋愛ができないという女性には「完璧な人なんていないから、いつまでも元彼と比べない。前を向いて進みなさい!」ときっぱりアドバイス。“美容番長”ならぬ“恋愛番長”っぷりを最後までみせて、イベントは大盛況となった。
同映画は、2月27日(土)より梅田ブルク7ほかで全国ロードショー。
【取材・文=関西ウォーカー編集部】