茨城県の水戸市で、春の訪れを告げる「水戸の梅まつり」が2月20日(土)から、2015年に日本遺産に認定された偕楽園と弘道館にて開催される。
今年で120回を迎える伝統あるこの祭りは、水戸~上野間を結ぶ常磐線が開通した翌年、1897(明治30)年に観梅列車が運行されたことを機に開始。約100品種3000本におよぶ偕楽園の梅の木は長期間にわたり開花。毎年訪れる多くの観光客の目を楽しませている。
期間中は関連イベントも続々と開催される。まず初日2月20日(土)・21日(日)は、水戸市のマスコット「みとちゃん」の誕生日(3月10日)を祝うために県内外、各地のご当地キャラが大集合。ご当地アイドルによるステージイベントや各地の観光PRで盛り上がる。
3月4日(金)から6日(日)までは、全国から集めた約150種の梅酒の飲み比べができる「第4回全国梅酒まつりin水戸」(前売700円、当日800円)が開催。プロが作る梅酒カクテルをその場で味わえたり、梅酒に合う料理が用意されたりと、食べて飲んで、梅酒三昧の春の一日を堪能できる。
最も注目されるのが3月5日(土)弘道館、12日(土)偕楽園で行われる「夜・梅・祭2016」。陽が落ちた後、キャンドルアートによるライトアップが始まり、幻想空間が出現。5日(土)は正門前で、弘道館の歴史をつづるプロジェクションマッピングが、12日(土)はライブや屋台村で偕楽園がにぎわい、最後は春本番の訪れを告げる花火で締めくくる。なお3月4日(金)~21(月)の期間、偕楽園内は夜間ライトアップされているので合わせて楽しみたい。
他にも、3月19日(土)に「第15回水戸納豆早食い世界大会」、期間中の日曜日は「観梅デー」として野点茶会やひな流しなどのイベントも行われる。梅の花が咲き誇る水戸の偕楽園で春を先取りしよう。【東京ウォーカー】