NTTドコモとトライエースが共同で制作を行った、スマートフォン向けアクションRPG「Heaven×Inferno」が、2016年春に配信される。3月1日には都内で記者説明会が開催され、ゲームの概要説明と共に、迫力あるバトルシーンがお披露目された。
「Heaven×Inferno」は、トライエースの技術力により描かれる最高峰の3Dグラフィックと、戦略性、アクション性が融合した独自のバトルシステムを特長とする本格的なアクションRPG。
本編シナリオは、「バッカーノ!」や「デュラララ!!」などで知られる小説家の成田良悟氏が担当。天界、魔界、人間界の三つ巴の戦いが展開される。張り巡らされた伏線や、深みのある人間関係が魅力だ。
サウンドは「イース」「セブンスドラゴン」「世界樹の迷宮」などのゲームを手がける作曲家の古代祐三氏が担当。派手なアクションと美しいグラフィックを、臨場感あふれるサウンドが引き立てる。
記者説明会に登壇した、NTTドコモ コンシューマビジネス推進部の野尻真太氏は、「天国と地獄という世界観を、バトルにも落とし込むというのが1つのコンセプト。ストーリーの中だけでなく、バトル中にも天界や魔界を行き来して、攻略していくスタイルが特長です」と解説。
同作は、天使と悪魔の戦争により粉々に壊れた世界が舞台となっており、天国から地獄までが5つの階層に分かれている。水の属性が強い階層や毒の出る階層など、それぞれの階層にはギミックシステムと呼ばれる特色があり、自分のパーティーに適した階層を見極めることが重要だ。
ただし、自分に有利な階層だけで戦っていれば良いわけではなく、不利な場所で勝つと敵からのドロップ率が上がるといったメリットも用意されており、戦略的にコントロールしていくことが鍵になるという。
バトル中の攻撃は、画面をタップすることでも可能だが、なぞるだけで連続攻撃を出せる。ダメージを与えることで床が壊れ、階層を移動していくイメージだ。バトルで倒したキャラクターはその後、自分の仲間にすることも可能だ。
トライエース 開発管理部 プロデューサーの向峠慎吾氏は、「なんとなくプレイしても倒せるが、やり込むと攻略性が出てくる。そのあたりがトライエースらしい仕上がりになっています」と自信を持つ。
なお、記者説明会の会場には、ゲストとして声優の杉山紀彰と椎名へきるも登場。杉山は争い事を嫌い、大人の風格を持つ天使「ガブリエル」を、椎名は“冷静沈着な大人の女性”といった印象の天使「ラファエル」をそれぞれ演じている。
プレイした感想を聞かれると、杉山は「グラフィックやキャラクター、古代さんによる音楽など、ポイントをあげたらきりがないぐらい」と絶賛し、「今までスマホゲームで遊んだことのない人にも、プレイしていただけたら嬉しいです」とアピールした。
ガラパゴス携帯ユーザーで、実はスマホを持っていないと告白した椎名も「画面がきれいなことはもちろん、キャラクターが美男美女ぞろいで、どの絵を見ても素敵だなと思いました」と満足な様子。「音楽も素晴らしく、この夏にロードショーされるのではないかと思うほど、壮大なスペクタクルロマンが広がります」と笑顔で話していた。【東京ウォーカー】