機動戦士ガンダムのメカデザインなどを手がけるなど、メカデザインの第一人者である大河原邦男さんの初めての大規模展覧会が7/17(金)から9/6(日)まで東京・八王子市夢美術館で開催されるという。
大河原さんは1972年にタツノコプロに入社。「科学忍者隊ガッチャマン」の敵メカのデザインを担当し高い評価を得て、以後メカデザイン専門として数々の作品に携わる。出世作はなんといっても「機動戦士ガンダム」における数々のメカデザイン。作品と「ガンプラ」と呼ばれるメカのプラモデルの人気は社会現象にもなり、モビルスーツのリアルな設定やデザインは数多くのクリエイターにも大きな影響を与えた。
リアルなメカデザインにこだわる一方で、「タイムボカンシリーズ」「ヤッターマン」などギャグアニメのギャグメカも手がけ、作品は多彩さを見せる。
そんな大河原さんのタツノコプロ時代からガンダム、ヤッターマン、現在に至るまでのメカデザインが今回一堂に会するのだ。メカデザインの原画や設定資料、さらにザクの武器ヒートホークなどの1/1スケールの立体物も展示される。作品名の数だけで16を超えるというから、これはスゴイことになりそうだ。
「メカデザインというとやはりロボットというイメージが強いので男性が興味のある内容だと思いますが、ヤッターワンなどかわいらしいメカデザインも同時に展示していますので女性やお子様にも満足いただける内容になっているのではと思っています。ぜひご家族でご来館ください」と話すのは八王子市夢美術館学芸員・淺沼塁さん。
期間中は大河原さんのサイン会や、クリエイターの出渕裕さん(予定)との対談講演も行われる。この機会に、大河原さんの世界観を存分に堪能してみてはいかがでしょう。【東京ウォーカー】