2015年から16年にかけ、東武百貨店 池袋本店のダイニングシティ「スパイス」が全面リニューアル。 2015年10月の第一期、2016年1月の第二期に続き、2月26日に11・12階がオープンし、計46店舗を構える都内百貨店で最大級のレストラン街としてグランドオープンした。
25年ぶりのリニューアルにあたり、“食べたいものが必ず見つかる池袋のメインダイニング”をコンセプトに11階から15階の全5フロアを一新。和洋中のレストランやカフェがそろい、女子会にもぴったりな充実のラインアップとなっている。
そこで今回は、11階「café & Dining」に潜入。動画ファッションマガジン「C CHANNEL」でクリッパー(投稿者)として活躍する水谷英里さんが、注目の2店舗をレポートする!
さっそくダイニングシティ「スパイス」に到着。11階にあるベーカリーカフェ&レストラン、VENT DE LUDOとパティシエの鎧塚俊彦氏がプロデュースしたデセールカフェ&レストランのTOSHI STYLEにお邪魔する。このフロアは買い物途中の休憩や待ち合わせ場所としても使えるよう、メイン通り沿いにテラス席を設置。紹介する2店舗も、店内席のほか開放的なテラス席がある。
まずは池袋エリア初出店となるベーカリーカフェ&レストランのVENT DE LUDOから。こちらはフランス国家最優秀職人章受賞のリュドヴィック・リシャール氏が手掛けるVENT DE LUDO初のレストラン・カフェ業態。
“新しいパンの楽しみ方”をコンセプトに、同氏がプロデュースしたパンを、「つける、ひたす、はさむ、のせる」など、多様な食べ方で楽しめる。「内装もおしゃれ!友達と一緒に食べ比べをしても楽しそう。どんなパンとメニューの組み合わせが出てくるか、ワクワクしています」と水谷さん。
パンは仏・ブルターニュ地方のゲランドの塩など、同地方出身のシェフが素朴ながら味わい深い素材を厳選。同店では食事系のパンを中心に、熱々のチーズを温野菜やソーセージにかける仏・サヴォア地方の郷土料理「ラクレット」(1944円)や、旬の味わいを盛り合わせた「ボードアペリティフ」(2160円)など、パンと一緒に楽しめるメニューを展開する。並んだパンを見て、「香ばしい匂いに癒される!食事メニューもとってもおいしそう」と水谷さん。「トロトロのチーズやラタトゥイユは、パンと相性抜群なはず。パンも豊富なので、いろいろな種類とあわせてみたいですね」。さらにランチでは、定番5種類と日替わり1~2種のパン食べ放題がセットというから驚き!「お得ですね。夜にゆっくり食事するのもいいけれど、ランチも見逃せない!」と水谷さん。
さっそく試食タイム。 盛り合わせの「ボードアペリティフ」から、ラタトゥイユにレバーペースト、紫キャベツの赤ワインビネガーのマリネ、ラムの生ハムをチョイス。「彩りもきれい!いただきます」と、同店自慢の「バゲットLUDO」と一緒にパクリ。「どれも絶品。パンにしっとりなじむレバーペーストや紫キャベツのマリネと、食感の違いも楽しいです」。
存分にパンを堪能したあとは、デセールカフェ&レストランのTOSHI STYLEへ。こちらはパティシエの鎧塚俊彦氏がプロデュースする新業態。“選べる、味わう、感じる”をコンセプトに、「パティシエが料理を作ったらどうなるか」という新たなアプローチで自身初のパティスリーキジュイーヌを展開。ビジュアルも華やかな料理とスイーツが一堂に会す“パティシエテイスト”のレストランだ。
当日はプロデューサーの鎧塚氏もキッチンに!「オープンキッチンで、スイーツ作りが見られるなんて新鮮!料理もかわいらしくて、まるでデザートみたい」と、水谷さんもパティシエたちの繊細な手さばきに魅了される。
ランチ、カフェ、ディナーの三部構成で、料理プレートにデザートがセットになった「ボヌール」(税抜1800円)、カフェタイムには2種のデザートプレートを選べる「アシェットデセール」(税抜1500円)、そしてディナーは税抜3800円からのコース料理を提供。またランチとカフェタイムにも食事コースの「ラリュール」(税抜3800円)を用意。コースで6~8種からデザートを選べるのも、パティシエによるレストランならでは。
ずらっと並ぶ華やかなメニューを前に、「早く食べたい」と水谷さん。「料理のコースも素敵。見た目もおしゃれなうえ、野菜もたくさん使われていて、女子にはたまりませんね。女子会やデートにもよいかも」。
そして、デザートの苺のショートケーキにキウイのコンポート、クレムブリュレの3品を試食。「どれも絶品!グラスに入ったショートケーキなど盛りつけもかわいくて、さっぱり系から甘いものまで選択肢が多いのも嬉しい」
ダイニングシティ「スパイス」を存分に満喫した様子の水谷さん。「今日潜入した2店舗もそうですが、11階はテラス席があってフロア全体が開放的。また買い物ついでに立ち寄りたいな」。
東武百貨店 池袋本店のダイニングシティ「スパイス」は、シーンによって使い分けられるフロア構成が魅力。潜入した11階以外のフロアも必見だ。【東京ウォーカー/取材・文=金城和子】