3月16日(水)~4月17日(日)の期間中、上野恩賜公園を中心に「東京・春・音楽祭 −東京のオペラの森2016−」が開催される。東京の春の訪れを祝う音楽の祭典だ。
約130公演のコンサートを開催
12回目を迎える上野を舞台にした国内最大級のクラシック音楽イベント。期間中は、上野恩賜公園内の文化施設や街角、動物園、上野の各所でコンサートが行われる。
中でも、美術館・博物館で開催される「ミュージアム・コンサート」は、クラシックビギナーにも好評な企画。東京都美術館で催される「ボッティチェリ展」や「若冲展」とのコラボレーション企画では、芸術家が生きた時代に活躍していた作曲家たちの作品を演奏する。3月19日(土)、3月27日(日)、3月31日(木)の「『ボッティチェリ展』 記念コンサート vol.1」(2100円)や、4月6日(水)と4月14日(木)の「『若冲展』プレ・コンサート」(2100円)など、美術館ならではのプログラムがめじろ押しだ。
また、3月23日(水)に国立科学博物館で行われる「〈ナイトミュージアム〉コンサート~展示空間で楽しむ多彩な音楽とトーク」(2000円、1ドリンク付)では、ヴァイオリンやフルート、チェロなどによるミニコンサートを開催するとともに、博物館名誉研究員によるトークを夜の博物館で楽しむことができる。
そのほか、無料イベントも多数開催予定。4月5日(火)と4月17日(日)に開催される、小学生から高校生を対象にした「子どものための公開リハーサル」(3月22日までにホームページから要事前申し込み、定員各100名)のほか、期間中は上野の各所でコンサート「桜の街の音楽会」などが予定されている。
「日伊国交樹立150周年にあたる今年は、イタリア人指揮者リッカルド・ムーティが日伊両国の若手トップ奏者たちによって編成されたオーケストラを指揮するほか、オペラ、歌曲、室内楽など国内外の一流アーティストによる演奏や、美術館・博物館で行われる『ミュージアム・コンサート」など、有料、無料公演を含め約130公演を開催します。ぜひ世界屈指の文化ゾーンでもある上野で、音楽やお花見を楽しみにいらしてください。皆さまのお越しを心よりお待ちしております」(東京・春・音楽祭実行委員会 事務局長 芦田尚子)。
プロの生演奏を気軽に体験できる上野の音楽祭で、クラシックの世界に触れてみては?【東京ウォーカー】