ホンダが水素で走る新型燃料電池自動車のリースを開始

ホンダが新型燃料電池自動車(FCV)「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル」のリースを開始した。価格は766万円(参考価格)。

CLARITY FUEL CELLは、水素を燃料として発電し、高出力モーターによって走行するため、CO2を一切排出しない環境にやさしいクルマ。ホンダは、1980年後半から水素を燃料とするクルマの研究開発を続け、FCVとしての走行性能や使い勝手を追求するノウハウ培ってきた。それが今回のCLARITY FUEL CELLには詰め込まれている。

このFCVは、高い実用性というクルマとしての“普遍的価値”と、時代の先端をいく“先進的魅力”をホンダ独自の技術で実現している。

動力源となる燃料電池パワートレインの小型化を図り、ボンネット内に搭載。その結果、セダンタイプのFCVとしては世界初となる5人乗りを実現した。さらに、70MPaの水素ステーションでの充填時間は3分、走行距離は約750km(JC08モード)と、ガソリン車と変わらない実用的な性能を誇る。

先進性としては、最高出力130kWのモーターによって、電動車ならではの静かで力強いドライビングフィールを実現。エクステリアも空気の流れを意識した、流麗なデザインとなっている。

地球温暖化などの環境問題が課題とされる今、ガソリン車と変わらない魅力を持つこのFCVが、その解決の一歩になりそうだ。【東京ウォーカー】