3月12日、大阪市中央公会堂(大阪市北区)で、着物のファッションショー「なでしこコレクション2016~和の美」が行われた。読売テレビの人気トーク番組「カラットアゲアゲ」とのコラボ企画で、日本の文化を発信し、和の美しさや和のおもてなしを再認識するという目的のもとに開催されたものだ。
モダンな絵柄はもちろん、古典柄の着物に、ファーやレース、水玉で彩られた個性的な小物を合わせることで現代っぽくアレンジされた振袖、袴、訪問着、浴衣など、さまざまな着物が登場。また男性の着物も紹介され、シャツの上に着物を着たり、リュックを背負ったりと、着物であることを忘れてしまいそうな斬新な着こなし方も披露された。
会場にはスペシャルゲストも登場し、「カラットアゲアゲ」からは渡辺直美、またタレントの千秋やモデルの杉山佳那恵などが堂々とランウェイを歩いた。花柄の日傘をさし、自分の顔と同じほどの大きさのリボンを頭につけて登場した千秋は、「普段から着物と洋服をアレンジして着ています。今度娘の卒業式があり、着物を着ようと思っていて、卒業生か父兄かわからない感じにしようかな」と話し、笑いを誘っていた。
ほかにも、同番組でMCを務めるタレント・友近の大親友でありそっくりな!? 演歌歌手・水谷千重子や、同じく同番組出演のハリセンボン・近藤春奈がムービーでコメントを寄せ、会場を一層盛り上げた。
終盤には、同イベントで開催された「ミスなでしこ」コンテストのグランプリが発表され、現役女子高生の西原夏希さん(17)が受賞。「このグランプリを機会に、モデルとして頑張っていきたい」と意気込みを述べた。
最後は、今回ランウェイに登場した着物姿の女性たち全員が集合。華やかな雰囲気に包まれるなか、同イベントは幕を下ろした。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 小笠 智子】