古都・鎌倉で静かに息づく歴史や文化を堪能しよう

横浜ウォーカー

今回は神奈川県の鎌倉でおすすめのドライブコースを紹介。落ち着いた街並みに息づく古都ならではの魅力に触れてみよう。

鎌倉文学館


鎌倉文学館では、川端康成や小林英雄など名だたる文豪の関連資料を展示モデル:手前/岡田彩花(キャンパスクイーン)、奥/井上綾夏(キャンパスクイーン)


戦国大名・前田利家の系譜に連なる前田侯爵家の別邸が市に寄贈され、鎌倉文学館として1985(昭和60)年に開館。鎌倉ゆかりの文学者の直筆原稿、手紙、愛用品などの文学資料を収集・保存し、展示している。鎌倉は、1889(明治22)年の横須賀線開通で東京からのアクセスがよくなり、文化人などに人気の保養地・別荘地となった。明治初期にはすでに夏目漱石や正岡子規が避暑地として利用し、現在でも多くの文化人が訪れたり暮らしたりする文学と縁の深い場所だ。鎌倉文学館では、常設展のほかに、4月から12月末にかけて、展示を入れ替えながら3つの特別展と1つの収蔵品展を実施。現在は収蔵品展「作家 身のまわり」を開催中だ。同展示は4月17日(日)までなので、ぜひ足を運んで、当時の文学者たちの生活や仕事に想いを馳せてみよう。

カフェ 坂の下


カフェ 坂の下は、もとは古民家だった建物を利用。ドラマのロケ地として使われるほど雰囲気がある


古民家を改築してオープンしたカフェ。店内には昭和を感じさせるレトロな雰囲気が漂う。「パンケーキ プレーン」(730円)や「抹茶パンケーキ」(730円)など、特にパンケーキのファンが多く、ドラマのロケ地として使われたこともあって、行列ができるほどの人気ぶりだ。

鶴岡八幡宮


鶴岡八幡宮は、鎌倉を訪れた際には必ず立ち寄りたい場所


鎌倉の町づくりの中心とされた、源頼朝ゆかりの神社。鎌倉八幡宮と呼ばれることもあり、鎌倉時代には多くの武士が精神のよりどころとしていた。現在は鎌倉まつりや流鏑馬などの祭事が行われていて、春には、参道や源平池の周りに咲く見事な桜を眺めに多くの人が訪れる。

街のいたるところで歴史や文化を堪能できる古都・鎌倉。見どころが盛りだくさんなので、ぜひ車で回ってみて。【横浜ウォーカー】

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