映画『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』(3月12日公開)の舞台挨拶が、3月14日に梅田ブルク7(大阪市北区)で開催され、出演している俳優の池田純矢と声優の吉田仁美が登壇した。
本作は、1997年に発売された携帯ゲーム以来、テレビアニメ、ゲーム、トレーディングカードなど、様々な形で親しまれてきた「デジモン」シリーズの最新作。異世界へ放り出された主人公が、デジモンや仲間たちと友情を育くんでいく物語を全6章で綴られる。第2章では、主人公を含む“選ばれし子どもたち”と感染デジモンとの再バトルや、今後の展開に関わるキャラクターが登場する。
2人は本作で、物語の中心となる太刀川ミミと城戸 丈を演じている。太刀川ミミ役の吉田は、「今回は私自身もいっぱい葛藤をしましたし、作品と共に一緒に悩みました。物語は第2章とまだ途中ではありますが、ミミの中で決心や決意が固まって、ひとつの終着点を迎えたのではないかなと思っています」と、演じた役と自身を重ねながら語った。
城戸 丈役の池田は地元大阪での舞台挨拶とあって、ノリのいい挨拶やコメントを連発! 会場は終始、賑やかなムードに。池田が地元にある行きつけの焼肉店でのエピソードを語ると、吉田は「大阪には何度も来たことがありますが、あまり観光をしたことがなかったので、たこ焼きを食べに連れて行ってもらいました!」と、笑顔で大阪でのエピソードを話した。すると、すかさず池田が、「(会場の皆さん)どう思います? たこ焼きは外で食べるもんじゃないよね!? 家で作るもんですから!」と、ツッコミを入れて笑いを誘う場面も。
今度はアフレコ時のエピソードを聞かれると、池田は、「僕が演じている丈と竹内順子さんが演じているパートナーデジモンのゴマモンが喧嘩をするシーンがあるんですけど、長台詞で掛け合いの時間もたくさんある中、ほとんど台本を読まずにアドリブで挑みました。お芝居のぶつかり合いをさせていただき、一発ものという感じで凄く気に入っているシーンです」と、アフレコ秘話を語った。
舞台挨拶の途中では、太刀川ミミのパートナーデジモンであるパルモン役を務めた、声優の山田きのこ直筆の感謝状が披露された。長きにわたりデジモンを支えてきたファンに向けられた感謝状を、吉田が代読する一幕には会場から歓喜の声があがる。
最後に吉田は、「この作品に携わらせていただいていることが、とても幸せです。スタッフの皆様、私たちキャスト、みんながたくさんの愛をもってこの作品に取り組んでいます。そんな作品を今日、皆様に観て戴けたことが本当に嬉しいです。全6章なので、作品はまだまだ続いていきます。最後まで楽しんでください」と、締めくくった。
映画『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』は、梅田ブルク7ほか全国の上映劇場にて公開中。また、次回作『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』が、9月24日(土)より公開されることが決定している。
【取材・文=関西ウォーカー 大西健斗】