新生活にあたり、自動車の購入を検討している方も多いと思う。そんな貴方に、家族や友達と出かけるに十分な広さとユーティリティのあるSUVはいかがだろうか。
今回は日産自動車の人気SUV「ジューク」を、現役の女子大生で現在「キャンパスクイーン」として芸能活動もしている榊原莉奈さんと共にチェックした。
街中にちょうどよいコンパクトSUV
日産自動車は現在、大きく価格でわけて、400万円以上のスカイラインクロスオーバー、200万円以上のエクストレイル、そして200万円以下のジュークという、3種類のSUVを発売している。それぞれ個性的なモデルであるが、中でもジュークは異彩を放つ一台だ。
ジュークを見た方は、まず、個性的なフロントマスクに目を奪われるハズ。早速、榊原さんは、その点に目が行ったようで「ジュークの名前は、テレビCMで知っていましたけれど、実物は初めて見ました。テレビCMで見るよりカッコいいですね」と高評価。
取材車は今年発売したばかりの、ジュークの個性を一層際立たせる2トーンボディカラーの「ドレスアップ」仕様と、人によっては好みが分かれそうな色合いであるが、「この色使いはなかなか見ないですね、個性的でいいと思います」と、気に入った様子だ。日産自動車は、この2トーンカラーを実現するため、高度な塗装技術「新工法2トーン塗装」を開発。1台ごとに熟練の塗装技術者が手作業で丁寧に仕上げているという。
さて、一見大きなボディに見えるジュークであるが、よく見ると、ショートでワイドなボディ、SUVとしては低い車高に気づく。ボディサイズは、全長4135mm×全幅1765mm×全高1565mと、実は同社のコンパクトカー「ノート」と全長や全高が、あまり変らないのだ。日産自動車のHP上でも、ジュークは、「SUV」の他に「コンパクトカー」のカテゴリにも属している。このボディサイズは、街中ではかなり魅力的だ。
自分らしい1台をつくることができるのもジュークの魅力だ。ボディカラーはもちろんのこと、ドアミラーをはじめとするエクステリアパーツ、そしてインテリアパーツの色を自由に選ぶことができ、そのパターンは90種類！さらに、走りを追及したモデル「NISMO」や、救急車をはじめとする特別装備車を手掛ける日産自動車のグループ企業オーテックジャパンによるカスタマイズカー「ジューク アーバンセレクション」とバリエーション豊か。特に「ジューク アーバンセレクション」は全高1,550mmと、立体駐車場を選ばないのが魅力だ。
「乗り心地がよくて、扱いやすいです」
室内は広々として心地がよい。なにより乗降性が抜群で、高すぎず低すぎず丁度良い。室内も個性的で、球体をイメージさせるものがある。運転席に座って目につくのは、ナビゲーションの下に設けた「インテリジェントコントロールディスプレイ」の切り替え式スイッチ。一見、普通のエアコンスイッチなのだが、これが世界初！エアコンとドライブモード（D-MODE）の2種類の表示を、1つのパネルで操作出来るのだ。
よって、運転席周りはとてもシンプルでスッキリしている。
フロントシートは大柄で十分な広さがあるいっぽう、後部座席に座ると、大柄の男性ではちょっと厳しいかもしれない。いっぽうで、ラゲッジスペースは十分あるので、収容能力に大きな不満はないだろう。
ハンドルを握る榊原さんは「すごく運転がしやすいクルマです。乗り心地もいいですし、扱いやすい。それに見た目もよくて、気に入りました」と笑顔だ。
榊原さんは、SUV特有の視野の広さ、視点の高さが、気に入ったようだ。そして、静かでスムーズに加速し、街中で扱いやすいエンジンも美点であると語る。
ハンドリングは、SUVからイメージする動きとは異なる。コーナーでロールが少ないため、軽くて機敏な反応に感じるようだ。いっぽうで、キビキビしたコンパクトカーに近いかと思われるが、そこまで強調しておらず、しっとりとした大人の雰囲気。これは柔らかい乗り味がSUV車の中で、ジュークは硬め。もちろん乗り心地が悪いわけではなく、少しスポーティーなセダンといったところだろうか。ジュークは“やんちゃなクルマ”ではないのだ。
街中で乗るには十分すぎる内容で、乗れば乗るほど、170万円から買える自動車とは思えない。このコストパフォーマンスの高さは、さすが国産車、さすが日産車だと関心する。
比較的お手頃な金額でスタイリッシュな一台を求めている方、街中がメインで使い勝手のよい自動車を検討されている方は、ジュークを候補に入れてみてはいかがだろう。【横浜Walker】