銀座の数寄屋橋交差点に3月31日、エリア最大規模の商業施設となる東急プラザ銀座がオープンした。“Creative Japan~世界は、ここから、おもしろくなる。~”をコンセプトに掲げ、ライフスタイルと本質を見極める目を持った“本物志向”の大人の男女に向け、選りすぐりのアイテムやメニューを提供する。
構成は地下2階から11階までの13フロアで、全125店舗が出店。東急百貨店初のファッションセレクトストア、HINKA RINKAのほか、日本初上陸店や新業態が目白押しだ。
そんな東急プラザ銀座に、動画ファッションマガジンC CHANNELのクリッパー(投稿者)の菊原梨華さんが潜入し、注目店をレポート!
まずは3階から5階の一部に展開する、HINKA RINKAへ。フロアごとに異なるコンセプトを持つ、大人の女性のためのセレクトストアとなっている。
玄関口となる3階に到着すると、「コスメや雑貨に囲まれて、歩いているだけでワクワク!」と菊原さん。果たしてどんなアイテムと出会えるのか?
向かったのは5階のアパレル、BLACK BY MOUSSY。こだわりを持って等身大の自分を表現する“BLACKコーヒーが似合う女性”をテーマに2014年にリブランドした、注目の店舗だ。
5階は“共感、自然体、くつろぎ”をコンセプトに、雑貨やアパレルなどの洗練されたスタンダードアイテムが並ぶ。BLACK BY MOUSSYもベーシックなアイテムがそろい、「シンプルながらも、シルエットがきれいな服がたくさん!」と次々と手に取る菊原さん。
HINKA RINKA限定の「Bottleneck border TOPS」(8640円)と「TR three tuck SK」(1万7280円)もチェック。ボトムスが中心の同ブランドだが、大人の女性が多い銀座の街に合わせスカートも展開している。コットン素材のトップスを手に「触り心地も抜群!」と菊原さんも気に入った様子。バックファスナーが付いており「これなら着やすくて、着替えの際にメイクが落ちないので安心。ちょっとした工夫があるアイテムは、ぐっと大人の女性になった気分にさせてくれますね」。
HINKA RINKAを堪能したあとは、6階にあるパブリックスペースのKIRIKO LOUNGEへ。
約27mもの吹き抜けと、大きな窓越しに銀座の街並みが広がる。「すごい迫力で開放感も抜群。ひとりでゆったりしたいときや待ち合わせ場所にもいいかも」と菊原さん。
KIRIKO LOUNGEにはラウンジの数寄屋橋茶房が併設しており、銀座の名店、六雁(ろっかく)の秋山能久料理長が監修したモダンな和食や和スイーツ、OBSCURA COFFEE ROASTERS監修のオリジナルブレンドコーヒー、日本茶ベースの多彩なフレーバーティーで知られる、おちゃらかによるドリンクも楽しめる。洗練されたインテリアが並ぶスペースは、大人たちの憩いの場となりそうだ。
一息ついたあとは、同じく6階にある自然派コスメ店のまかないこすめに。肌に厳しい環境で働く金箔屋の女性達のアイデアから生まれたブランドで、「コスメには目がない」という菊原さんは「金箔屋ならではの美肌の秘密が気になる!」と興味津々。
コスメを物色していると、東急プラザ銀座限定のハンドクリーム「絶妙レシピのハンドクリーム“麗しい銀座の香り”」(1620円)を発見。
スタッフいわく「金箔の製造工程で和紙を“灰汁”に浸し、そこに含まれている大豆や卵の薄皮などの成分が美肌の秘密」とのこと。東急プラザ銀座限定のハンドクリームは、ベルガモットなどの柑橘系をメインに、ラベンダーなどの精油をブレンドし、“洗練された銀座”をイメージしている。
説明を聞きながら、「やわらかいテクスチャーで、お肌にするする馴染むから気持ちいい!アロマのような香りが落ち着きます」と菊原さん。
「お肌がしっとりしてみずみずしい。表面はさらっとした仕上がりなのに、水分を閉じ込めたような潤いがずっと続く。これ、ほしい!」と、触り心地のよさにも感動。
お気に入りのハンドクリームを見つけ、すっかりご満悦の様子。「だいぶ歩いたので、お腹が空いちゃいました!」ということで、最後は屋上へ向かうことに。
屋上にあるKIRIKO TERRACE&Cafeはカフェスタンドの櫻ノ茶屋が併設し、パブリックスペースは“水”と“緑”をテーマにした2エリアに分かれている。“水”のエリアは白を基調としたリゾート感あふれる雰囲気で、菊原さんも水辺に駆け寄り「南国にいるような爽やかさ!」と大はしゃぎ。
もうひとつの“緑”のエリアは、ウォールグリーンをあしらったナチュラル空間。ベンチやハンギングチェアなど多様な椅子が並び、ゆったりくつろげるスペースとなっている。「これ、座ってみたかったんですよ!」とハンギングチェアを楽しみながらリラックス。
茶屋をモチーフにした和のカフェスタンド、櫻ノ茶屋へ。
チョイスしたのは、「京都宇治ほうじ茶ソフトクリーム」(500円)と、和素材を使ったディップで楽しむ「ジャパニーズフライドポテト」(600円)。ナチュラルカットにした北海道十勝産のじゃがいも“北海こがね種”を、ヘルシーな米油ベースの油で揚げた一品だ。
「とても濃厚だけど、後味はさっぱり。何個でもいける!」とソフトクリームをほおばる菊原さん。「ポテトはディップが6種類から選べたり、ちょっとした軽食もこだわりがあるとより楽しめる」。
東急プラザ銀座を存分に楽しんだ菊原さん。「空間がとってもおしゃれ!知らなかったブランドもあり、たくさん発見があった。プレゼントや自分へのご褒美を買うときも、きっとお気に入りが見つかるはず。次回は駅地下からすぐのフードマルシェにも行ってみたいな」。
東急プラザ銀座各店では限定アイテムを展開し、6階のKIRIKO LOUNGEではアートエキシビジョンなどのイベントを定期開催予定。大人の楽しさが詰まった東急プラザ銀座から、今後も目が離せない!【東京ウォーカー/取材・文=金城和子】