居合抜きでご当地侍に挑戦!ゲームで観光プロモも

関西ウォーカー

3月28日、大阪市中央区の関西ツーリストインフォメーションセンターでゲームコンテンツ「SAMURAI TRAVELER~ご当地侍!~」の企画発表会が行われた。

これはJTBグループの株式会社Jプロデュースが開発し、販売するもので、プレイヤーは侍になりきり、画面から飛んでくるものを刀デバイスを使って居合術で切るというデジタルインスタレーションを活用したゲーム。タイミングよく一刀両断できると「Great!」「Hit!」などの文字と特典が表示される。また、総合スコアにプレイヤーの顔写真が合成された画面が作成される。これはプレイ後に印字されるQRコードを使ってダウンロードし、SNSなどで共有することができる。

このゲームは「SAMURAI TRAVELER~ご当地侍!~」と名付けられているように、オープニング映像やゲーム中の背景画面などに、ご当地のオリジナル映像を映し出し、観光地などに設置して観光客の誘致に役立てることができる。例えば、大阪ならミナミの街並みや大阪城など代表的な観光地を表示することができる。

プレイヤーは侍として各地の名所を巡りながら居合術も体験できる。サムライ、甲冑、刀、忍者など訪日外国人にも人気のコンテンツを取り入れており、各観光地やショッピングモールなど設置可能。旅行者はもちろん、日本人にも人気が出そうなゲームだ。同社では機材のレンタルやご当地カスタムといった相談を受け付けている。

発表会当日は兵庫県川西市在住の居合術家の町井勲氏が出演し、居合抜きのデモンストレーションを行った後「SAMURAI TRAVELER~ご当地侍!~」を体験した。町井氏は一般人ではなかなか難しい「Great!」を連発し、特典も90点以上を出すなど、さすがの貫禄。「結構本格的。もう少し刀が長ければもっとよかったかも」と感想を述べた。

(株)Jプロデュースでは「これはイベントなどでの短期間の設置も、観光地での常設も可能。カスタマイズもできるのでぜひ利用を」と呼びかけている。

【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川和代】

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