本当の友情、愛とは?劇団四季「ウィキッド」札幌公演

北海道ウォーカー

劇団四季のミュージカル「ウィキッド」の札幌公演が、いよいよ5月3日(祝)からスタートする。

「ウィキッド」は、不朽の名作「オズの魔法使い」の知られざるプロローグを描いたミュージカル。緑色の肌で、賢いながらも激しい気性で周囲の誤解を受けるエルファバと、美しく野心家で人気者のグリンダ。2人の魔女の数奇な運命が、ドラマチックに描かれる。

本作は、劇団四季のレパートリー作品の中でも人気が高い大ヒットミュージカルで、今回が待望の北海道初上演となる。

【写真を見る】オズの魔法使いに会うために、緑色に輝く大都会・エメラルドの都を訪れる2人。5月1日に行われた公開舞台稽古より


本番を前に、5月1日、北海道四季劇場では、関係者を招いた公開舞台稽古を実施。緊張感あふれる会場では、キャスト、スタッフらによる全体の最終チェックが行われ、当日出演した26名のキャスト陣が熱演を披露した。

この日、エルファバ役を演じた雅原慶さんは「生まれたときから緑色の肌で孤独な人生のエルファバは、グリンダやフィエロという存在に出会い、本当の友情と愛を学んでいきます。困難に立ち向かう彼女の生きざまは、観る方々にも勇気を与えるはずです」とコメント。

5月1日の公開舞台稽古では、緊張感あふれる会場で、キャスト、スタッフらによる全体の最終チェックを実施。キャスト陣は熱演を披露した


同じくこの日グリンダ役を演じた鳥原ゆきみさんは「グリンダというキュートで明るい少女がエルファバという親友と出会い、大きく成長していきます。劇中では2人の友情が描かれる一方で、オズの魔法の世界を存分に感じられる煌びやかな場面や、物事の善悪とは何かを問いかけるような場面もあり、多面的な魅力にあふれています」と本作の見どころを語った。

大学の同級生として出会いルームメイトになった、エルファバ(左)とグリンダ(右)。初めは衝突しながらも、いつしか互いの個性にひかれ合っていく。5月1日に行われた公開舞台稽古より


「悪い魔女・エルファバ」と「善い魔女・グリンダ」、対照的な2人の魔女が出会い、交流しながら、一体どんな成長を果たすのか。とりわけ多くの観客に深い共感を与えると言われる、エルファバの心情や行動にも注目したい。もちろん劇団四季のキャスト陣ならではの、のびやかな歌声とキレのあるダンス、そしてダイナミックな舞台演出も注目だ。

舞台の周りは額縁のように装飾され、上部には大きなドラゴンが。翼を広げた長さはセスナ機と同サイズ。煌びやかな演出や照明デザインも見どころだ。5月1日に行われた公開舞台稽古より


チケットは、現在、7月31日(日)公演分まで発売中。8月3日(水)から9月30日(金)までの延長公演分は、5月22日(日)午前10時より一般の前売チケットが販売される。【北海道ウォーカー】

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