エコロジーを意識した商品が増えているが、廃タイヤチューブを再利用してバッグを作るブランド「SEAL」から、新作のビジネストートバッグ(3万1500円)が6/30に数量限定で発売された。
大型トラック用の使用済みタイヤチューブをリユースし、全商品にオリジナルロットナンバーが付いたこの商品。おもしろいのは、タイヤならではの機能が生きている点だろう。表面部分の廃タイヤチューブは特殊な加工せずそのまま使用。その弾力性や防水性を生かして、内部のノートパソコンやビジネスツールを保護してくれる“タフな製品”なのだ。
2007年4月から廃タイヤを使ったバッグを展開してきた同ブランド。今回はノートPCなど大きめの荷物もゆったりと入る丈夫なビジネスバッグが欲しいというユーザーのニーズに応えて開発が始まったというが、苦労した点も多いのでは?
「廃タイヤチューブを素材に大きいバッグにした時の、全体のデザインバランスに気をつけました。試作を重ねてデザイン性や機能性を微調整しながら、他の素材の選択などを慎重に行い、より永い間使ってもらえるようなプレミアム感のある商品が生まれました」とは、商品開発担当の中村亮太さん。
バッグは、すべて国内の職人が高度な技術を使って手作業で製作。一つ一つ素材感が違って自分だけのオリジナル感があるのもバッグ好きにはうれしいところだ。
リユースだけでもエコロジーだが、さらに売上げの1%は「WWFジャパン」へ寄付され、売上げ1個に付き1本の苗木が寄付されるという。地球のためになるエコかっこいいバッグ、ぜひ活用してみては? 【東京ウォーカー】