9/22に行われた自民党総裁選で大本命と目され、みごと新総裁となった「ローゼン麻生閣下」こと麻生太郎氏。オタクへの造詣が深く、みずから「2ちゃんねらー」を公言。そのせいか、総裁選を前に秋葉原ではなんと麻生太郎グッズを専門販売する店まで現れた。9月初旬、東京ウォーカーは秋葉原で麻生氏の人気ぶりを調査したが、やはり支持は高かった。では総裁選当日の秋葉原はどんな盛り上がりを見せるのか? 現地で反応と街のようすを探った。
記者がまず向かったのは、大きく掲げられた看板に麻生氏のイラストが描かれた麻生太郎専門ショップ、その名も「オレ達の太郎!」。以前話題を呼んだ「段ボール肉まん」を販売していた限定ショップを改装し、麻生太郎グッズ専門店として9/23(祝)まで営業している。麻生太郎饅頭をはじめ、クリアファイル、着物の帯まで、文字通り太郎づくし。
店によると「サラリーマンや年配の方から、修学旅行の中高生までおみやげとして購入されます」と幅広い層に人気だ。店の前には総裁選を中継する大画面のテレビが2台設置され、麻生氏のイラストと萌え系のキャラがいっしょに描かれた記念撮影の場所も用意。ケータイやカメラで撮影する人々も多く、期間限定ながらアキバの観光名所となっていた。9/23の終了後も、商品は菓子メーカー「大藤」のホームページ(http://www.omiyage-daito.com/seijika.html)で購入できる。
一方、街の反応を探るため街頭でチラシ配りをしているメイドさん計10人に、新総裁についての話を聞いた。「アキバが盛り上がるような政策をしてくれそう」(すずさん)、「とりあえずこの流れだったら当然」(匿名希望)という肯定派の意見もあれば、「なんか演出っぽくて嫌い。与謝野(馨)さんのほうがよかった」(みくるさん)という声も。「よくわかんない。それよりもディズニーのほうがいい」(ディズニーさん)と率直な感想を述べてくれたメイドさんもいた。彼女達の反応のみならず、全体的に秋葉原では冷静な反応が多数を占めていた。
なお、「麻生総裁がご主人様だったら?」という問いには笑顔で「大歓迎」と答えてくれた。
“アキバびいき”と呼ばれる麻生氏の躍進をきっかけに、アキバの活性化につなげる商店も登場。いままで以上に麻生氏と秋葉原の関係が話題になることも多くなりそうだ。【東京ウォーカー/中道圭吾】