18世紀の天球儀に入れる?新感覚の体験型展覧会が開催中

東京ウォーカー

大日本印刷は、フランス国立図書館とのコラボレーションによる体験型展覧会「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」を、DNP五反田ビル1階にて、9月4日(日)まで開催中だ。

「ヴェルザーの地球儀」。新世界への航海や貿易の様子を伝える(C)origin of source Gallica / Bibliotheque nationale de France


フランス国立図書館のコレクションの中から、貴重な歴史的地球儀・天球儀が初来日!前期と後期の2期に分け、これらを無料で公開している。6月3日からスタートした後期は、16世紀ドイツの大銀行家、ヴェルザーが作らせた名作「ヴェルザーの地球儀」を中心に展示。時代や地域によって異なる、地球儀・天球儀の代表的な技法、表現方法を用いた作品が並ぶ。

「3D地・天球儀」を拡大・縮小、回転させ、細部まで鑑賞することができる(C)Photo DNP


実物を見るだけでなく、デジタル化された地球儀・天球儀の高精細3D画像を自由に回転、拡大し、細部を観察することができるのも同展の魅力の1つ。見どころ情報も表示されるので、理解をさらに深めることができる。

【写真を見る】ヘッドマウントディスプレイを装着して、天球儀を内部から鑑賞!(C)Photo DNP


3DデジタルデータとVR(仮想現実)技術を活用した、鑑賞システムも人気を集めている。来場者はヘッドマウントディスプレイを装着することで、「バラデルの天球儀」の中心に入り込んだかのような視覚体験を楽しめる。足元から天上まで、360度ぐるりと星座を観察することが可能だ。

貴重な地・天球儀を無料で鑑賞できるチャンス!(C)Photo DNP


先人たちが見た“世界”を、新たな視点で読み解く今回の展覧会。歴史好きの人はもちろんのこと、これまで地球儀・天球儀に馴染みがなかったという人にも、新たな発見が待ち受けているはず!観覧は事前予約制となっているので、計画を立てて足を運んでみよう。【東京ウォーカー】

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