何者!? オタリーマン・高田安男の新作舞台7月大阪で上演

関西ウォーカー

大阪・日本橋にあるインディペンデントシアター2ndで、劇団・三ツ星キッチンの舞台「LIFE」が7月30日(土)、31日(日)に上演される。

この作品は、リストラされたオタクのサラリーマンという設定の「高田安男(たかだ やすお)」が主人公。家族4人で幸せに暮らしていたある日、妻のさとみが病に倒れてしまう。安男は妻を必死で看病するが、ほどなく安男も疲労でダウン。長い眠りのあと、安男が目を覚ますとそこは、故郷・広島にある「高田村中学校」の保健室だった。そして目の前には心配する恩師と同級生たちが。果たしてこれは夢なのか?過去と現在が交錯するなか、家族や仲間への愛の賛歌が奏でられる。

愛あふれる"人生劇場"を舞台とする作品の主人公でありながら、突拍子もない外見で、違和感…でなく、存在感を放つ高田安男。その高田が舞台を飛び出し、同公演PRのために関西ウォーカー編集部を来訪!舞台の見どころや、高田本人の生態!?など、いろいろと話を聞いてみました。

―高田安男とは?

高田「前身も含め、劇団・三ツ星キッチンを立ち上げて10年経つのですが、気づいたら生まれていたキャラクターです。はじめはふざけた感じだったんですが、いつの間にか素晴らしい反響が続いて。素直な気持ちを代弁しているところが共感してもらえたのかな?喜んで下さるうちはとことん粘ってみようと思ってます!」

―劇団・三ツ星キッチンとは?

高田「ミュージカルで知り合った3人で、三ツ星キッチンの前身を立ち上げました。ミュージカルといえば外国のもので、歌も英語だったり。それを日本人が演じたり歌ったりすることに少し無理があるなと。日本人なのだから、日本のミュージカル、J-ミュージカルを作ればいいじゃないかということで。自分たちで1つ作ってみようと。」

―劇団エグザイルと共演もしたのだとか?

高田「LDH(EXILEのリーダー・HIROが代表を務める芸能事務所)から脚本を書いてほしいと三ツ星キッチンに依頼があって。毎日エグザイルのメンバーといるので、筋肉的でした!でもそのあと声がかからない…(笑)」

―…(笑)。でも、知っている人は知っている、高田安男が密かにブームになっているとか?

高田「ロッテの1日応援団長とか、NHKの番組にも出ました。応援団長は、ハーフタイムで5万人が見守るなか、巨大スクリーンに映してもらったんですが、誰も知らないみたいな。サーって引いていく音が聞こえました(笑)」

―どんなきっかけで応援団長に?

高田「ロッテ社内にファンの方がいらしたようです」

―NHKは?

高田「広報にファンの方が、、(笑)」

―至るところにファンが(笑)。話しを戻しまして、大阪の印象は?

高田「お客さんの目が肥えているので、怖いという印象。でもそういうところだからこそ試してみたいと。そして大阪の会場は、作品の世界観がうまく伝わる大きさだと思うので楽しみです」

―最後に舞台のPRをお願いします!

高田「安男がお客さんを巻き込んで、泣かせて笑わせて!そんな作品になっています。また、J-ミュージカルなので、ポップスあり、ロックあり、演歌ありと耳馴染みのある楽曲が多いと思います。キャスティングは、この演技がほしい、この歌が欲しいという感じで決めたので、あまり有名でない方かもしれませんが、実力ある人たちばかりです。ぜひ期待してください!」

一度見たら忘れられない風貌に、はじめは恐怖を感じつつ(!)話を伺っていましたが、オモシロおかし話やその話術、また苦労話(!)で、終盤には高田安男のトリコになってしまった私。短い時間にもかかわらず、人を魅了するあのキャラクターは必見!隠れファンが多いこともうなずけました。これは舞台もすごく期待できます!

チケット料金は全席指定で前売5,800円、当日6,300円でただ今好評発売中。ぜひあなたも高田安男を目撃しに、日本橋へ足を運んでみてください。また、同舞台は東京・赤坂RED/THEATER(港区赤坂)でも上演されます。関東の方はこちらを要チェックです!

【取材・文=関西ウォーカー編集部 小笠 智子】

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