東海汽船は7月1日(金)より、「東京湾納涼船」の運行を開始した。2015年は過去最高となる14万5千人が乗船。66年目を迎える今年は10月10日(祝)まで期間を延長し、102日間無休で運行される。
大型客船で東京湾内をクルージングしながら美しい夜景を楽しめる、夏の夜の風物詩を取材した。
納涼船「さるびあ丸」は19時すぎに、ゆりかもめ「竹芝駅」に隣接する竹芝客船ターミナルを出港。
出港直後に見える夜景の中には、隅田川の勝鬨(かちどき)橋や晴海客船ターミナル、東京スカイツリーの姿も。続いてレインボーブリッジをくぐり抜けて、お台場のビル群や船の科学館、ライトの灯りが美しい大井のコンテナ埠頭前の運河を通りながら羽田空港沖に到着。
「さるびあ丸」が穏やかな海面の東京湾内をゆったり旋回すると、羽田空港の滑走路の灯りや離着陸するジャンボジェット機、東京タワーや東京ゲートブリッジなど、ライトアップされたさまざまなランドマークを海側から楽しむことができる。航海の所要時間はおよそ100分。東京ベイエリアの見どころを周遊し、21時に竹芝客船ターミナルに帰着しクルージングは無事終了となった。
平日限定の「ゆかた割引」は要チェック!
また「東京湾納涼船」は、浴衣で楽しむためのあらゆるサービスが充実しているのもうれしいポイント。
浴衣の着用で乗船料が1000円割引きされる「ゆかた割引(土日祝を除く)」をはじめ、手ぶらでも浴衣を楽しめるよう、竹芝客船ターミナル内の「納涼船ゆかたショップ」では浴衣セットのレンタルや、自分の浴衣を持ち込んで着付けてもらうことも可能。
それぞれお得な乗船券とセットのプランも用意された納涼船で、浴衣姿で夏の東京湾を満喫してみてはいかがだろうか【ウォーカープラス「夜景時間」/取材・文=杉山元洋】