勝手に話しかけてくる!?“小憎たらしい時計”とは

東京ウォーカー

“性格を持ち、季節や時間に合わせて話しかけてくる”そんな不思議な時計がある。タカラトミーから11月下旬発売予定の「CLOCKMAN」(4494円)だ。

今までにも言葉を発する時計はあったが、このCLOCKMANはかなり面白い。時計なのに針がなく、あるのは目と口。そして季節や時間に合わせて“自動的”に話しかけてくる、一言で言うと、ちょっと“小憎たらしい奴”なのだ。

例えば、朝、起こされるときは「言い訳は聞かないぞ! とにかく起きなさい!」と怒ってきたり、昼には「ああ、お昼寝したい……なんて言わない!」と、お尻をたたくようなセリフを吐いたり。かと思うと夕方には「夕方ってさ、何だか物悲しいよね」と黄昏れてみたりするのだ。また季節に合わせて「みんなハロウィンって浮かれてるけどさ、そもそも何の日かご存知なわけ?」「おいら冷え性なんだ」なんてことも言う。

でも小憎たらしいだけではなく、CLOCKMANは“時計”だから、彼の頭のボタンを押せば時刻も教えてくれる。が、彼の“就業時間外”に時刻を尋ねると、「ちょっと!起こさないでおくれよ。時間外ですよ」「眠れないからってオイラさわるのやめてくれない?」などと、不機嫌になり、反発。ここでも面倒くさいキャラを炸裂するのだ。そんな彼にイラッとした時には必殺ワザが。CLOCKMANには傾斜センサーが内蔵され、えいやっと彼を横に寝かせれば、静かになるのだ。それ以外は初期設定時に登録したユーザーの就寝時間、起床時間が彼の就業時間となり、“口を動かして”勝手に話しかけてくるのだ。

そして彼にはもう1つ大きな特徴がある。それはA、B、AB、O型のタイプに分かれた、それぞれ異なる性格をもつ4種類があるということ。シリーズの累計発行部数が540万部を超えたという血液型別「自分の説明書シリーズ」をもとに性格設定され、それぞれ発する会話が違うのだ。タカラトミー広報の石井さんによると、A型は「ついつい我慢してしまう」、 B型は「何かしでかしてしまいがち」、 O型は「おおざっぱになりがち」、AB型「現実逃避しがち」な性格だという。

どうしてこんなうるさい時計を作ったの?「1人の部屋でもにぎやかで楽しくなるようなものを作ろうと思ったのがきっかけです」と石井さん。確かに、これだけ自由にしゃべってくれるなら、さぞにぎやかなことだろう。

こんな“ムダにおしゃべり”で、“小憎たらしい”ところがカワイイ奴。自分に合うと思うタイプを選ぶもよし、ケンカ相手を選ぶもよし。一人暮らしのお供にもよしの個性的なCLOCKMAN、発売が待ち遠しい。【東京ウォーカー】

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