ルーヴル美術館をテーマに日仏語圏の漫画家たちが自由に創作するプロジェクトが遂に日本上陸。六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」が、9月25日(日)まで開催中だ。
フランスにおける芸術の序列「建築」「彫刻」「絵画」「音楽」「文学(詩)」「演劇」「映画」「メディア芸術」(諸説あり)に次ぐ第9の芸術といわれている“バンド・デシネ(BD)”と呼ばれる漫画文化。本展は、その“バンド・デシネ”の技法で、より多くの人にルーヴル美術館の魅力を伝えるために企画された「ルーヴル美術館BDプロジェクト」の一環で、ルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらうという主旨のもと、日本の漫画家を含むフランス内外の著名な漫画家が多数参加する展覧会だ。
会場内は、ルーヴル美術館の表の顔に焦点を当てた「第1章 The Great LOUVERE ~偉大なるルーヴル美術館~」をはじめ、ルーヴル美術館の知られざる裏側を描いた「第2章 Welcome to a Parallel World ~ようこそ、異次元の世界へ~」、漫画ならではの世界観でルーヴル美術館と名作の普遍性に焦点を当てた「第3章 Beyond time and space ~時空を超えて~」の3章で構成。日本人漫画家の荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋の他、フランス語圏の漫画家が描いた約300点の原画や資料、映像などを特別な演出で展示。さらに、4人の日本人漫画家、五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリが、本展のために描き下した新作も並ぶ。
ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」は、大阪、福岡、名古屋でも開催予定。この機会に、日本とフランスの有名漫画家が描いたルーヴル美術館の世界を体験しに行こう。【東京ウォーカー】