お化けには学校も試験もないはずですが…なんと、ゲゲゲの鬼太郎で知られる水木しげるさんが総長を努める「お化け大学校」ができるということで、7/25(土)、京都東映太秦映画村で開校式・記者会見が行われた。
実にユニークな名前のこの“学校”、実は妖怪マガジン『怪』(角川書店)が企画する、妖怪エンターテインメント・プロジェクトだという。水木しげる総長を筆頭に、作家・博物学者の荒俣宏さんや作家の京極夏彦さんが教授を務め、特定の校舎を持たず全国さまざまな場所で講義やイベントを実施。携帯サイトで7/11より入学募集を開始し、2週間ですでに500人を超える学生が集まっているという。
7/25(土)の開校式では、「お化け大学の開校で、また命が延びた感じです。お化けが一緒にいないと元気が出ない性格なもので、お化けさん、みなさん、ありがとうございます」という総長・水木しげる氏の開校宣言と、“水木しげる像”の除幕式がおこなわれ、会場は大盛り上がり。
また、基調講演で京極夏彦教授は「お化けの学校は辛いことはない。楽しいこと、好きなことしかない」と宣言。一方の荒俣宏教授はお化け大学生の心得として、「権威なし」「ケンカなし」「金なし」の“3K”を掲げ、次世代の教授候補をバックアップする事を宣言。両教授とも水木しげる総長や妖怪・お化けから生き方を学びながら、大いに楽しもう!と熱弁をふるった。
7/18(土)〜8/31(月)には「お化け大学校 京都キャンパス」を、東映太秦映画村を中心に京都各所で実施。8/22(土)・23(日)には京極、荒俣両教授の特別講義も実施されるという。チケットは7/26(日)から、ローソン店頭Loppiにて発売される。
妖怪古書市や妖怪フリマ、妖怪関連地域のグッズが集まる「化け市化け座」など、今後も楽しい催しを通して、お化けをアピールしていくというこの催し。暑い夏にぴったりのイベントとして、ぜひチェックしてみてはいかが?【関西ウォーカー】