すり傷跡や虫刺され跡など、いつの間にか肌に残ってしまう“跡”。昔はあまり注目されなかったが、最近になって肌に残った“ちょっとした跡”を気にする人が増えているという。
中でも人気なのが、「バイオイル」(1680円〜)という、南アフリカ発の“跡ケア用オイル”。きず跡やストレッチマーク、妊娠線など、肌に残ってしまった跡を薄くするオイルだ。
昨年6月〜今年5月の販売本数は、なんと前年の3倍以上! 問い合わせ件数にいたっては、08年で前年の7倍を記録したのだとか。
人気の理由は、自宅で“塗るだけ”という手軽さと、“跡をケアする”という新しいコンセプトのようで、あまり跡を気にしなさそうな30代の男性も、「小学校のときにガラスで切った跡があり、ハーフパンツをはく夏は気になって使っています」と、愛用ぶりを語っている。
ところで、大きな手術跡に対するレーザー手術などの対処治療は昔からあったけど、今になって小さな跡を気にする人が増えているのはどうして…?
「今までは、メイクやファッションで、コンプレックスに思っていた部分をカバーするしかないという人が多かったようで、必ずしもそのコンプレックスを解消するまでには至っていなかったようです。これまで、気にしつつも触れられずにいた“跡”が、肌の露出が多くなった最近のファッション傾向やメイク技術の向上により、“表”に出てきたのではないでしょうか」とは、「バイオイル」の広報担当。「気になる部分を、手軽にリーズナブルにケアできるなら、と思う方が増えていると思います」
たしかに、一旦気になりだすと止まらなくなるのは、男も女も同じかも…。少し前までは、ファンデーションなどで“隠す”が主流だったが、どうやら、徐々に“薄くする”ケアに注目が集まっているようだ。
気になる跡を手軽にケアできて、ベタつかずに保湿もできる「バイオイル」は、跡の出来やすい夏から乾燥の気になる秋に向けますます需要が増しそうだ。 【東京ウォーカー】