食感と甘さが人気!コンパクトな“虎太郎西瓜”って?

九州ウォーカー

福岡県三潴郡大木町で「虎太郎(こたろう)西瓜」の収穫が始まった。

同町にある温泉施設アクアス内の農産物販売所がんばらん館には、重量約3.5kg〜4.5kgの中玉サイズの虎太郎西瓜が並んでいる。淡緑色の地に中太の濃緑の線が入り、ラグビーボールに似た風変わりな形のスイカは400円〜。販売時期は9月上旬までだが、一日に20個以上売れることもある人気商品だ。

冷蔵庫で冷やしたスイカを切ってみると、目に飛び込んでくるのは鮮やかな濃桃紅色。糖度は12〜13度と高めで、きめ細かい果肉とでシャリシャリした食感は夏にぴったりのみずみずしさだ。

生産者の徳永安宏さん(53)によると、「化学肥料を使わない土づくりを行なったところ、甘くて歯ごたえのあるおいしいスイカが採れた。福岡では珍しいこの虎太郎西瓜をぜひ多くの人に味わってもらいたい」と話している。

5〜10kgほどの大玉スイカは作業や取り扱いが大変だが、虎太郎西瓜は丈夫で割れにくいうえ収穫時期も長いので生産者にとっても理想的。コンパクトで冷蔵庫にそのまま入る小ぶりのスイカが、これからの主流になる日もそう遠くないかもしれない。【福岡ウォーカー】

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