クリーミーで甘ーいちょっぴり高級な“ごほうびアイス”「ハーゲンダッツ」。そんなハーゲンダッツは1984年8/10に日本に上陸。今年25周年を迎えた。その濃厚な味わいで多くのファンがいるが、案外名前の由来やどこの国のブランドか、などを知らない人も多いのでは?
このハーゲンダッツは、名前の“a”にウムラウト(アルファベットの上の2つの点)がついていて、一見ヨーロッパ生まれっぽく思えるが、アメリカのニューヨーク生まれだ。それではなぜヨーロッパっぽいブランド名なのかというと、この理由が案外ユルい(!?)。
“ハーゲンダッツ”という名前は創始者、ルーベン・マタス氏の作った造語。“ハーゲン”は酪農国であるデンマークの“コペンハーゲン”の“ハーゲン”、そして“ダッツ”は響きの良さでつけ加えた……という、アイスの濃厚な味わいに反して意外なほどあっさり(?)した命名なのだ。おいしいミルクのイメージがあり、“外国の上質なアイス”の雰囲気と高級感を感じることができるように工夫をしたそうだ。
そんな同ブランドはアメリカ国内で瞬く間に人気となり、ハリウッドセレブが自家用ジェットでアイスを買いにきたという逸話も残るほど。また、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べることがファッションの1つになり、現在注目をされている“スイーツ男子”のように、男性がハーゲンダッツのアイスを食べる現象が当時の新聞でとりあげられていたほどの人気だった。
また、度重なるリニューアルでカップのデザインも現在のものに変化。当初は白地だったものが赤メインになり、フレーバーを分かりやすくするため、1994年から各フレーバーのアイコンを採用した。ただ、懐かしい昔のハーゲンダッツを期間限定で買えるチャンスも。8/10(月)の25周年に先がけて、8/3(月)に「ハーゲンダッツ アイスクリーム ミニカップ『25周年記念パッケージ』」(284円)が販売され、1994年から2000年まで使用された“白の”復刻パッケージでアイスを楽しむことができる。
今年は甘いものだけではない斬新なアイスクリームメニューで注目を集める「ハーゲンダッツ ラ メゾン ギンザ」をオープン、9月にはミニカップで秋冬季節限定商品も続々とでてくるハーゲンダッツのアイスクリーム。「実は日本が世界で一番新商品の要望が多いんです」と広報が話すように、スイーツ好きで新しいモノに目がない国民性の日本人とハーゲンダッツの相性は、ぴったりなのかもしれない。【東京ウォーカー】