9月10日(土)公開の映画「四月は君の嘘」で自由奔放な女子高生ヴァイオリニスト、宮園かをりを演じた広瀬すずさん。
「演奏シーンの撮影はとにかく必死でした。ヴァイオリンはゼロからのスタートだったので、クランクイン半年前から猛練習を開始して。『これ、本当に間に合うのかな』って不安で不安で、あの時はきっとものすごい暗い子だったと思います(笑)。かをりは自分の音楽や想いを誰かに届けたいという強い気持ちを持っている女の子だったので、“音に乗れた!”って感覚をつかめた時、演奏シーンの撮影が終わった時はすごく達成感がありました」
劇中では、かをりの強い想いがしたためられた手紙が物語の大きな鍵をにぎる。
「あれ、実は私の手書きなんです。便せん5~6枚ほどあるんですけど、志願して封筒まで全部書きました。スタッフさんみんなで文字のオーディションが行われていたところに途中から入り込んで、監督から合格をもらって(笑)。家で寝る前にひっそり、書きまくりました。字に書くことで、かをりの感情が自分の中ですごくリアルになっていった部分もありましたね。小中学生の頃は、授業中に友達同士で手紙を回したりしましたが、今は友達とのやりとりは携帯がほとんど。高校に入ってからは手紙を回すこともなくなったなー」
女優として華々しく活躍する彼女だが、まだ18歳の現役女子高生。映画タイトルの“嘘”にかこつけ、編集部が用意した市販の嘘発見器を使って行ったQ&A(下記)に、「イェイ!」と手を叩いてはしゃぐ姿は、普通の女の子と変わらない。「私自身、実生活では嘘はつかない…はず」という自己申告どおり、Q&A回答のほとんどは“真実”と判定されたが、果たして…。
「でも、小さい嘘はよくつくかもしれません。場の雰囲気を盛り上げるようなハッピーな嘘です。今回の現場も(山崎)賢人くんたち共演者とみんなでワイワイふざけ合っていました。でも、撮影後半のシリアスなシーンに入ってからは自然と口数が減りしゃべらなくなっていって、私がもう現場にいるのにスタッフさん達が『広瀬さん、捜してきて』って慌てるほど存在感が消えていたみたい(笑)」
最後に、作品の見どころを教えてもらった。「この映画は切ないラブストーリーですが、登場人物それぞれが自分自身の悩みと戦っていて、見ていると勇気づけられる場面がたくさんあると思います。青春映画らしい、とてもカラフルで素敵な作品になりました。これは、嘘じゃなくて本当です(笑)」
心拍数でウソかホントか判定!嘘発見器でQ&A
広瀬さんに嘘発見器をつけてもらい、Q&Aを敢行。判定後の弁解コメントにも注目を!
――ニラ好きで有名だが本当は少し飽きてきた?
広瀬:はい【この答えは…ホント!】
「飽きたというよりは、あまりに好きだと言いすぎて、現場でニラを使ったものをいただくので、家で食べなくなりました(笑)。今はサツマイモがキテます。サツマイモは単品でも、おかずとしても色々な食べ方がありますから」
――私はおねえちゃんよりかわいい?
広瀬:はい【この答えは…ホント!】
「姉の方が骨格がきりっとしてるから“かわいい”系ではないと思うんです。姉は見た目も性格もパワフル系!でもケンカの勝敗は五分五分です(笑)」
――撮影中、山崎賢人くんにドキドキした?
広瀬:いいえ【この答えは…ウソ!】
「すごく忙しそうだなって体調の心配はしてました。賢人くんのことは、勢いとか気合いが飛び抜けてすごい人だと思って見ていました。いい意味で物事を勢いで決める人」
――山崎賢人くん演じるマジメな公生より中川大志くん演じるチャラい渡の方がタイプ?
広瀬:いいえ【この答えは…ホント!】
「私は根がマジメなので、チャラい人よりも、マジメな話をできる人が理想です。マジメな話をしようとしても全くできないのは(過去に共演した)野村周平くん(笑)。彼はファンキーすぎて人間離れしてる。面白くて大好きですけど」
――仕事を入れまくるマネージャーさんが憎い?
広瀬:いいえ【この答えは…ホント!】
「私は年齢的に、夜10時以降はお仕事できない決まりで、睡眠時間もたっぷりあるので、休みたいと思ったことがないんです。ちょっとせわしい毎日だけど、その流れに楽しく酔っている感じです」
――来年、高校を卒業したら制服の衣装はキツい?
広瀬:いいえ【この答えは…ホント!】
「まだ、全然いけるはず!今までの出演作品でいろいろな制服を着させてもらったので実は現場での“制服かぶり”問題が深刻です(笑)。それと、私は制服のイメージが強すぎて、今後は『高校を卒業したのにまだ着てる』って人一倍思われそう(笑)」
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編集部