ゲームやアニメなどから火がつき、“歴女”なる言葉まで生み出した「戦国武将ブーム」だが、今回、ついにソフトバンクBBより、戦国武将をモチーフにした、「iPhone 3GS/3G用のケース」が発売される。
「JAPAN TEXTURE Special Editions for iPhone 3GS/3G」と名付けられた、今回の「iPhone 3GS/3G」専用ケースは、戦国時代を代表する5人の武将、「織田信長」「伊達政宗」「上杉謙信」「直江兼続」「真田幸村」をモチーフに作られたもの。「もし彼らが iPhone 3GS/3Gを持っていたら」というコンセプトの下、各武将の信条や愛用品をiPhone用ケースと、iPhoneを収納する専用袋に散りばめたデザインが特徴の新アイテムだ。
たとえば、“信長バージョン”の場合、信長が使用したと伝えられている「南蛮鎧」の胸に表現されていた梵字や、信長が好んで舞ったといわれる幸若舞曲「敦盛」の無常観を、舞い散る桜で表現しているなど、そのこだわりようはハンパではない。
この“専用ケース”、お値段はなんと、9万9800円! かなり高価に感じるが、それもそのはず。ケース本体には、300年以上の歴史を持つ京漆器の代表的な老舗「象彦」による高度な技術で、伝統漆工芸「平蒔絵」のほか、「色固め」や、絵を盛り上げて浮き上がらせる「高上げ蒔絵」、「総研出蒔絵」といった高度な技術を用いているのだ。
種類は、「織田信長」「伊達政宗」「上杉謙信」「直江兼続」「真田幸村」の5つ。どれも、各武将のイメージを膨らませる仕立てになっている。販売は、受注生産で、8/14(金)より、SoftBank SELECTION オンラインショップ(http://softbankselection.jp/)にて販売申込み受付を開始。
1セットには、専用ケースのほか、武将ゆかりの織物や紐、または故事やイメージをデザインに反映した「専用袋」と、5名の武将に関する歴史的情報を歴史家の加来耕三氏監修の下にまとめた、オリジナル解説本が入っている。
約10万円するこの“iPhone専用ケース”、歴史好きかiPhoneファンか、どんな人が買うかにも注目が集まるところだ。 【東京ウォーカー】