川に突き出すように立っている「川床」は、夏には欠かせない納涼スポット。川床といえば京都が有名だが、実は東海エリアには、美しい清流沿いに立つ穴場的な店がある。エメラルドグリーンの川を眺めての食事は、真夏ということを忘れてしまうほど自然の魅力を感じられる。そんな東海エリアの川床で比較的近場の3軒をご紹介。
■「三州足助屋敷 薫楓亭」/ 愛知県豊田市足助町飯盛36
三州足助屋敷内の一番奥、薫楓橋のたもとにある店で、巴川を眼下に眺めながら食事ができる桟敷席が人気。川床席数は24席で、川風を感じながら、アユ釣り風景も見られるのも、楽しいところだ。ガッツリ食べたい人には、「飯盛コース」(1800円)がオススメ。地元産のコンニャクや、愛知県産の大豆などを使ったヘルシーなコースだ。また、毎朝作る豆腐も自慢の一品で、フワフワでもっちりした食感の田楽(2本320円)や、豆乳アイス(300円)も人気なのだとか。
■「カントリーレストラン 渓流荘」/ 愛知県豊田市田津原町17-1
矢作川の支流、段戸川沿いにあるレストラン。すべての席が川に面していて、川床はまさに天然のクーラー。川遊びもできるので、避暑地&レジャースポットとしても最適な場所だ。川床席数は27席で、岩場を縫うように、しぶきを上げる渓流を眼下に見られる。ここでは、アユの塩焼きをメインにしたアユ尽くしのコース(3675円)がオススメだ。
■「岩魚の里 峡(はざま)」/ 岐阜県中津川市付知町258-15
日本森林浴の森百選の付知峡にある、イワナ料理専門店。平均水温15度前後と清らかで冷たい谷水を利用し、卵から育てたイワナは、焼いても揚げても、刺身にしても極上だ。「こんなに近くに!」と思うほど、店は川のそばにあり、川原の対岸には、高さ約15mの滝が流れ落ち、晴天なら15:00ごろに虹がかかることもあるのだとか。名古屋ICから、車で約1時間30分と、少し遠めだが、この自然の美しさは行ってみる価値アリだ!
少し都心から離れただけで、心も体も癒される「川床」が多いのも東海エリアの特徴。この夏は、エメラルドグリーンの川を眺めながら、せせらぎをBGMに食事をするという、最高の贅沢を味わってみては? 【詳細は8/4発売の東海ウォーカーに掲載】