大阪のシンボルとして親しまれている新世界の通天閣(大阪市浪速区)が、10月1日に避雷針の長さを5m伸ばすことで、塔全体の高さが108mとなった。
1912年に建設された通天閣は、第二次世界大戦中に焼失。現在の通天閣は2代目で、1956年に戦後復興のシンボルとして再建された。
2016年10月28日(金)で2代目通天閣の開業から60周年の節目を迎えるため、記念事業の第一弾として、全日本タワー協議会が定める“展望の日”にあたる10月1日に避雷針の長さを3mから8mに変更。塔全体の高さが108mに伸びて、さらに大きく生まれ変わった。
今回の改修で、2代目通天閣では初めて頂上部に旗が掲揚できるようになり、今後は国旗や鯉のぼりなど、各種行事に合わせたものを掲げて盛り上げていく予定だという。10月1日には早速、乳がん検診を啓発するピンクリボン月間の開始に合わせて大阪ピンクリボンキャンペーンの旗が掲げられた。
創立記念日の10月28日(金)には、1日限定で一律210円(ツーテン)で入場できるので、還暦を迎えて新たに生まれ変わった通天閣をひと目見に訪れてみよう。(※他の割引と併用不可、特別野外展望台は通常料金)
【取材・文・撮影=関西ウォーカー編集部 大西健斗】
大西健斗