“農家の息子たち”が六本木に作ったオシャレなレストランとは?

東京ウォーカー

六本木ヒルズやミッドタウンなど、近代的なビルが立ち並ぶ街・六本木。しかしその六本木に8/20、“六本木農園”と呼ばれる場所ができたという。農業のイメージと結びつきにくい場所にできた農園とは?

実はこれ、「東京で暮らしながら実家の農業を応援しよう!」をコンセプトとしたNPO「農家のこせがれネットワーク」が運営するレストラン。つまり“農家の息子たち”がオープンさせた店なのだ。

「日本で最も洗練された場所の一つである六本木に、こういったレストランがオープンするのは、農業界にとって痛快な出来事だと思います」とNPO代表の宮治さん。「農家から離れて都会で働いている農家の息子や娘、つまり農家の“こせがれ”と、生活者が農業談義をできるような場所にしたい」と意気込む。

気になるメニューは店名の通り、全国の農家から寄せられる野菜を使用した“超新鮮”なモノ。「朝摘み丸ごと野菜」(1200円)や、「六本木農園特製カレー」(1300円)など、“農家のおしゃれなパーティー”をテーマにした料理は、ボリュームがありながらも体に優しいものばかり。さらに、スタッフのほとんどが農家の息子や娘なので、農業の大切さや楽しさを教えてくれるのもうれしい。

市民農園を借りて楽しむ人が増えるなど、今や“農業ブーム”といっても過言ではないほどの人気を誇る農業。しかしその反面で、プロとして就農して続けることは難しく、若者の農家離れは進んでいるという。同店ではほかにも野菜の直売や、ワークショップを開催予定といい、ここで農業のよさを感じれば、農家のイメージがよくなって、日本の農業が変わるかもしれない。【詳細は東京ウォーカー8/18発売号に掲載】

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