誰もが憧れた国民的アイドル、「ドラえもん」のしずかちゃん。そのしずかちゃんになるには、いったいどうしたらいいか知ってる? そんな疑問に答えてくれる本、その名もズバリ「しずかちゃんになる方法 めざすは声優一番星☆」(1260円、リブレ出版)が8/25に出版された。
「え!? でもアニメのキャラにはなれないでしょ」と思うかもしれないが、実はコレ、これは“しずかちゃん”でおなじみの声優、野村道子さん初の単行本。つまり、しずかちゃんの“声優”になるにはどうしたらいいか、という本なのだ。
「野村道子さんといえばやっぱり『しずかちゃん』や『ワカメちゃん』ですよね。本のタイトルを決める際に、野村さんと『しずかちゃん』を使いたいですね…と考えていたところ、藤子プロさんに快諾していただいたんです! さらにイラストも使わせていただけることになったのが嬉しかったです」と話すのは、リブレ出版の担当者。
TV黎明期の洋画生放送吹き替えや、30分の番組を録るのに8時間かかったという現役時代の貴重なエピソードはもちろん、若い声優のギャラ事情や生活実態などといった“ここだけの話”が満載。また、付録として「ドラえもん」の大山のぶ代さんや「のび太くん」の小原乃梨子さんとの座談会もあるというから、「ドラえもん」ファンだけでなく、アニメファンも見逃せない1冊となりそうだ。
「誰もが知っている『しずかちゃん』や『ワカメちゃん』を25年以上演じ、黎明期からTV界・アニメ界の隆盛を担ってきた野村道子さんの真摯な半生は、同じ女性としても素敵な生き方だなと思います」(同)。
国民的アイドルの“声”を演じ、現在は“声優界の東大”と呼ばれる声優養成所「スクールデュオ」を主宰する野村道子さん。心から“声優”を愛する彼女だからこそ語れる“声優界のオモテとウラ”は、声優を目指す人はもちろん、アニメや映像業界に関わりたい人の“教科書”となりそうだ。 【東京ウォーカー】