長引く不況やエコの観点から、今や家電になくてはならない“省エネ機能”。ただ、ホントに省エネになっているのかは、なかなかわかりづらい……。そんな中、三菱電機からなんと正しい省エネ方法を教えてくれるエアコンが登場するという。
それは10/23(金)に発売される「三菱ルームエアコン霧ヶ峰」の新シリーズ。独自のセンサーを駆使して状況を分析し「カーテンを閉めると省エネできます」など、リモコンがアドバイスしてくれる「おしらせナビ」を搭載し、省エネ行動を促してくれるというのだ。
「エアコンを効率よく動かすセンサー活用技術は年々進化しています。そんな省エネの進んだエアコンは、使い方次第で省エネ効果を高められるのですが、具体的な方法やタイミングがわからず、エアコンに任せきりになっている現状を打開したかったんです」と同社広報担当。
注目は独自のセンサーが左右160°の範囲を752 のメッシュで計測し、その熱画像から部屋や人の状況を分析。これから先に起こりうる省エネ・快適さを予測して、除湿と冷房の切り替えなど適切なアドバイスをしてくれる“賢いエアコン”なのだ。
「弊社のセンサーへの拘りも今年で11年目。センサーの検知精度は十分な域に達しましたので、検知したデータをいかに活用するかに今年は注力したんです」と担当者も自信の機能なのだ。
ほかにも設定した電気代に近づくと「設定使用量に近づきました」と使いすぎを控えるようアドバイスしてくれたり、屋外の気温下がる夕方などには「外の気温が下がっています、運転停止がおすすめです」など、エアコン自身の存在意義を危うくする(!?)ようなアドバイスを次々に繰り出してくれるのだ。
さらに、エアコンの省エネ運転と、そのナビに教えてもらって省エネした累積金額がリモコン上に「エコ貯金箱」としてアニメで表示されるといい、楽しみながら省エネができる仕組みもバッチリなのだ。
気になるお値段は、オープン価格ながら、実売想定価格は19万8000円(主に6畳)〜32万8000円(主に23畳)と、昨年の新作と同等になる模様で、当初月産台数は2万台を予定しているという。
今年の冷夏で売上げが前年より3割以上も減ったと言われるエアコン。はたして自動車同様、この「エコ」や「省エネ」を推し進めたモデルがヒットするのか、秋の発売が楽しみなのだ。【東京ウォーカー】