2016年の栃木ラーメン界は独自の変貌を遂げている。竹末ブランドの新店をはじめ、全国を席巻中の煮干しや、進化系鶏白湯など、新しい波が次々に押し寄せている。ラーメン通の間で話題となっている期待のルーキーを総力取材した。
【竹末待望の直営店】BARRACK D.M竹末
総合ランキングで堂々の1位に輝いた「ラーメン専門店 E.Y竹末本店」の新ブランド。丸鶏、鶏ガラ、モミジ、手羽を9時間じっくりと炊いた鶏白湯スープは、ふくよかな甘味が口の中に広がる完成度の高い味わい。評判のチャーシューは計5種類あり、日替りで3種類を提供している。
【淡麗醤油】麺場 タイヨウ
平日は会社員として企業に勤める店主の好きが高じて、土日のみラーメン店をオープン。鶏ガラをベースに、数種類の煮干しと節からダシを取り、ポルチーニオイルで上品に香り付けをした清湯がウリ。丁寧にアクの処理がされているため雑味が一切なく、煮干しの臭みも感じない、洗練された一杯に出会える。
【淡麗醤油】らーめん おお月
和食店や洋食店で料理の腕を磨いた店主が作るラーメンは、小山市民の好みに合わせたという、すっきりした味わいの澄んだスープが特徴。喉越しを重視した自家製麺との相性もよい。夜は居酒屋のように酒類やおつまみを提供しており、一杯飲んだあとの締めにラーメンを食べる人が多い。
【煮干し】煮干し中華蕎麦 山崎
人気洋食店でシェフを務めていた店主のラーメン愛が爆発し、同店をオープン。「無化調に魅力を感じた」という店主がセレクトしたのは流行りの煮干し。その時期一番質のよい国産煮干しを大量に使い、長時間煮込んだスープは、野菜を投入することで臭みを取り除き、モミジと豚足で味に奥行きを出している。
【煮干し】麺屋 鶴と亀
栃木市には数少ない煮干し系ラーメンで勝負をかけるニューフェイス。エッジの効いたタイプとは異なる万人受けする味を目指しており、子供から年配者にまで好評を得ている。煮干しのえぐ味や苦味がなく、非常に食べやすい。看板メニューと双璧をなす濃厚な魚介豚骨風味の「つけめん」もオススメだ。
今回紹介したのはほんの一部。栃木ラーメンのトレンドが一発でわかる新店は、いまも続々オープン中!【ラーメンWalker編集部】
編集部