本当に旨い! 2016年武蔵野多摩エリアのスーパールーキー

東京ウォーカー(全国版)

人気店のネクストブランド、名店出身の店、淡麗醤油、白湯など、武蔵野多摩エリアのラーメン界では今年もハイレベルな新店が続々オープン!そんな数ある店のなかから本命候補7店をピックアップ。群雄割拠の戦国時代を生き抜く精鋭はこの店だ!

【9/20 OPEN】五ノ神精肉店


豚骨らーめん(750円)。豚骨スープは、臭みがなくクリーミーな口当たりで、麺ともよく絡む。仕上げにかけたニンニク油の風味が、豚骨の香りとマッチし、クセになる味わい


現在は移転休業中の「いつ樹」の支店がオープン。鮮魚などの魚介系のイメージとは一転、これまで「いつ樹」で行ってきた‟29(肉)の日”で販売してきた肉系ラーメンをさらに進化させた、肉にこだわったラーメンが味わえる。常時3種がそろうラーメンは、メインの豚骨以外の2種は、その時々によって変わるので、今後の展開にも期待だ。

【1/30 OPEN】81番


【写真を見る】東京・町田のラーメン店「81番」の人気メニュー・うま味塩そば(750円)。仕上げにかけたホタテオイルの濃厚な香りが、スープの風味を強調


パイナップルラーメンで人気を集める「パパパパパイン」の2号店は、パイナップルを使わない正統派ラーメン。鶏肉や貝類、3種の煮干しや昆布、シイタケなどを効かせた和風ダシの旨味がスープにギュッと詰まっていて、すっきりした口当たりながらも、深みが感じられる仕上がりだ。

【7/30 OPEN】肉中華そばムタヒロ 国立店


こくにぼ肉中華そば(900円)。国産の豚骨や鶏を炊いたスープに、味が出るようあとから入れた煮干しを崩しながら煮込んだ濃厚煮干し系。見た目に違わず煮干しをガツンと感じる一杯


ラーメンWalkerグランプリの常連「中華そば ムタヒロ」系列の8号店。煮干しが特徴の津軽ラーメンの2大潮流、王道系と濃厚煮干し系をアレンジした、肉中華そばとこくにぼ肉中華そばが2枚看板。鳥取県や長崎県、香川県など、全国各地から厳選した煮干しを使い分けている。

【2/29 OPEN】RAMEN 赤青 MURASAKI


鶏醤油らぁ麺(780円)。丸鶏と鶏ガラ、魚介で抽出したダブルスープの一杯。キレのいい醤油味と鶏の甘味が口の中に広がる。コシと粉感 のある細麺はスープの持ち上げがいい


素材の味を丹念に抽出した無化調ラーメンが自慢。鶏の旨味を逃さないよう92℃で8時間煮込んだスープをはじめ、タレにもこだわる。3年熟成の再仕込み醤油や、奥行きのある味わいの生醤油、味の輪郭の決め手になる香り豊かなたまりなど5種の醤油を使用し、深みのある味を出している。

【5/9 OPEN】味噌ぶり Noodle みやみや


味噌ヌードル(780円)。7種の味噌をブレンドした濃厚なスー プに、彩り豊かな野菜がみずみずしさを加えている。挽き肉と自家製辛味噌で味の変化を楽しみたい


全国から厳選された7種の味噌を使用したラーメンが人気。麹入りの生きた味噌により、自然な甘さと大豆本来の味を強く引き出している。スープには故・佐野実がラーメン専用に開発した山水地鶏を使用し、煮干しを入れることで親しみやすい味に。土・日は毎週変わる限定メニューも味わえる。

【8/8 OPEN】支那ソバ 玉龍


ワンタンメン(950円)。かづ屋からレシピを受け継いだ特大ワンタンがどっさりのった一杯。ツルリと喉越しのいいワンタンと、高級本膳醤油を使った和風のスープがぴったり


名店「かづ屋」で修業した店主と料理人が新店をオープン。丸鶏、鶏ガラ、ゲンコツと魚介系を使ったスープは、さっぱりなのにコクがあって飽きない。プラス¥150で食べられるランチ限定のラー飯は、スープで炊き込んだ香ばしい味。これを食べるためだけにランチに来る常連もいるほど。

【4/5 移転リニューアル】中華そば 初代 修


スペシャル中華そば(930円)。魚介のダシが効いた優しい味わいの中華そば¥680に、トロリとした黄身の半熟味玉やネギ、肉感を楽しめる柔ら かい肩バラチャーシューがのった一杯


あっさりとしながらもコクがガツンと出たスープが評判。水出しした煮干しを丸ごと加えた鶏ガラのスープは、サバやカツオの節系で旨味を加え香り付けする。バーナーで焼いたチーズ¥100のトッピングとも相性が抜群でファンが多い。定番以外では、時折登場する豚骨ベースのラーメンも好評だ。

今年はネクストブランドの当たり年。本店のイメージを覆す自慢のラーメンや、修業先で学んだ知識からさらに独自の技術でブラッシュアップさせた珠玉の一杯をじっくり味わおう!【ラーメンWalker編集部】

編集部

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