縁側のある銭湯で露天風呂気分!〜タカラ湯(足立区)

東京ウォーカー

■やついいちろうの勝手に湯シュラン(24)

今回はタカラ湯さん。入口にある七福神の欄間が歴史を感じさせます。そして柱には「わ」と書かれた板が。これは「お湯が沸いている」の意味。やってない時は「お湯を抜いた」で「ぬ」と書かれた板を出すそうです。粋だな?。

北千住には歴史ある銭湯が多く、タカラ湯と有名な大黒湯、「千と千尋の神隠し」のモデルになった子宝湯の3つで、一部のマニアから銭湯のゴールデントライアングルと呼ばれていたそうだ。いま、子宝湯さんは廃業され、建物だけは江戸東京たてもの園で見ることができます。タカラ湯はキングオブ縁側と呼ばれている銭湯だけあって、庭や池を眺めながら涼める縁側が広くてきれい。もともと初代のご主人が庭師のようなことをしていたことから作られたそうです。

お湯は井戸水を使っていて、水質検査の結果、驚くほどきれいな水だったんだって。浴槽が男女4つずつの計8つあることから昔は八つ湯温泉と呼ばれていて、この日はラベンダー、薬湯、電気風呂、ゲルマニウム湯の4つのお風呂が楽しめました。窓を開けてお湯につかれば、もう気分は露天風呂。5つ星進呈いたします!【東京ウォーカー9/1発売号に掲載】

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