10月26日(水)から11月3日(祝)の間、宝塚市のアピアホールで宝塚アニメフェスタ2016×ハロウィン「琳派オマージュ展」が開催される。
これは京都や東京、北海道などで開催され好評を博した催しで、宝塚市ゆかりの手塚治虫の名作「火の鳥」や「ジャングル大帝」をはじめ、さまざまなマンガやアニメの有名キャラクターと、日本が世界に誇る美・琳派をコラボレーションさせた異色の展覧会。火の鳥が金蒔絵に描かれたり、ブラックジャックが水墨画に登場したりするなど、意外な組み合わせの妙に驚かされる。今回は手塚作品のほか、初音ミクやらき☆すたなどと琳派とコラボした掛け軸やイラスト品約50点が展示される。
またアニメ雑誌「ニュータイプ」が昨年30周年を迎えたのを記念し、表紙パネル展も開催。377枚の表紙が一堂に会する様子は圧巻。アニメの歴史を網羅するとも言えるパネル展は、時代ととも変化する人気アニメ、時代を超えて愛される作品が分かり興味深い。
また、宝塚歌劇で上演され、長年愛されている池田理代子の名作「ベルサイユのばら」と手塚作品の「ジュエリー絵画®展」も同時開催。スピネルやクオーツなどを職人が一つ一つ敷き詰めて作る作品は世界に一つだけの宝物。展示と同時に販売も行っている(数量限定)。
そのほか「ほっぺちゃん」の展示コーナーや、関西ウォーカーや神戸ウォーカーなどをはじめとするKADOKAWAの雑誌やライトノベルなどを手に取って読めるコーナー、当日参加可能なハロウィンワークショップ(10月29日・土)、妖怪ウォッチのキャラクターショー(10月30日・日)など多彩な催しが予定されている。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川和代】
鳴川和代