9/2に3rdフルアルバムをリリースしたBase Ball Bear、バンド内の関係性とは?

関西ウォーカー

23歳から25歳のメンバー4人で構成されながらも、メジャーデビューして早4年目という早熟の彼ら。3枚目のアルバム「(WHAT IS THE)LOVE&POP?」を発表したばかりの彼らに、バンドの関係性などについても聞いてみた。

―タイアップシングルもしっかり入って、そのうえ、ちゃんと一本筋の通った作品ですね。

小出「内容はグルグルと考える事が多かったんですけど、ただ筋が通ったアルバムにしようとは思ったんです。アルバムの善し悪し、ロックバンドの善し悪しを突き詰めました」

―そういう話は、バンド内でもするの?

小出「僕らは、そういうのは伝えないですね。他の3人がどう思っているかも聞かないし」

―バンドによっては意思疎通をすごく取るところもある中、それはおもしろいね。3人は、そこはどういう風に思っているのですか?

堀之内「思っている気持ちはわかりますからね。全然伝えられなくても、こっちが寄せていこうとする事も別になくて」

湯浅「俺も歌詞はレコーディングで初めて読むし。耳に入ってくる感じで、自然に雰囲気が寄せられていく感じですかね」

関根「ほとんど2人と同じです。長いこと一緒にいるので、無理に共有する事もないし」

小出「説明するのが面倒くさいんですよ」

堀之内「(笑)。理解するのに時間はかかるな」

小出「でも、そういう精神面はおのずとついてくるし。もう、昔からやってるしね。レコーディングも瞬発力でやっても、構築してやっても同じだなと思っていて。でも、別にジャムセッションとかでもなく。リハでコード進行とか教えて、ある程度、決め打ちでやりますね。香港映画と同じスタイルですよ」

―つか(こうへい)さんとも同じスタイル(笑)。

堀之内「まぁ、全員、楽器ができない状況からやっていますから。それでいいのかなと(笑)。でも、確実にスキルはあがってます。この作品が終わって、また今後先を見据えていきますけど、どうなるかはわからないです。ライブをやっていく中で、わかっていくのかも」

湯浅「今回は出来る限りやりましたから、悔いはないです」

関根「プレイヤーとしては悔いないですし、アートワークや歌詞といった内面的な部分もやりきった感じがあります。作品として、意味を感じるものに仕上がっていると思います」

小出「妥協だけはしたくなくて。いくとこまで、いってやろうと。タイアップにしても内容にリンクさせる事も大切だけど、最終的に楽曲として良いものを渡せばいいと思っている。当たり前だけど、良くない曲は書きたくない。それが僕の誠意でもあり、プライドでもある」

―早速だけど次回作も気になります。

小出「今、忙しいから考える時間がなくて…。ツアーが終わったら、日本武道館があるし。まぁ、10月くらいから考えていきます」

―楽しみにしています!

ライブ情報はコチラ!

【Base Ball Bear“Zeppyramid tour”】

※チケットは9/19(土)、イープラス、ぴあ、ローソン、CNにて一般発売

日時:11/15(日)17:00 

会場:Zepp Osaka

価格:3800(1F立見・整/・2F指定・要ドリンク代500円) 

問い合わせ:キョードーチケットセンター06・7732・8888 

【関西ウォーカー】

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