23歳から25歳のメンバー4人で構成されながらも、メジャーデビューして早4年目という早熟の彼ら。3枚目のアルバム「(WHAT IS THE)LOVE&POP?」を発表したばかりの彼らに、バンドの関係性などについても聞いてみた。
―タイアップシングルもしっかり入って、そのうえ、ちゃんと一本筋の通った作品ですね。
小出「内容はグルグルと考える事が多かったんですけど、ただ筋が通ったアルバムにしようとは思ったんです。アルバムの善し悪し、ロックバンドの善し悪しを突き詰めました」
―そういう話は、バンド内でもするの?
小出「僕らは、そういうのは伝えないですね。他の3人がどう思っているかも聞かないし」
―バンドによっては意思疎通をすごく取るところもある中、それはおもしろいね。3人は、そこはどういう風に思っているのですか?
堀之内「思っている気持ちはわかりますからね。全然伝えられなくても、こっちが寄せていこうとする事も別になくて」
湯浅「俺も歌詞はレコーディングで初めて読むし。耳に入ってくる感じで、自然に雰囲気が寄せられていく感じですかね」
関根「ほとんど2人と同じです。長いこと一緒にいるので、無理に共有する事もないし」
小出「説明するのが面倒くさいんですよ」
堀之内「(笑)。理解するのに時間はかかるな」
小出「でも、そういう精神面はおのずとついてくるし。もう、昔からやってるしね。レコーディングも瞬発力でやっても、構築してやっても同じだなと思っていて。でも、別にジャムセッションとかでもなく。リハでコード進行とか教えて、ある程度、決め打ちでやりますね。香港映画と同じスタイルですよ」
―つか(こうへい)さんとも同じスタイル(笑)。
堀之内「まぁ、全員、楽器ができない状況からやっていますから。それでいいのかなと(笑)。でも、確実にスキルはあがってます。この作品が終わって、また今後先を見据えていきますけど、どうなるかはわからないです。ライブをやっていく中で、わかっていくのかも」
湯浅「今回は出来る限りやりましたから、悔いはないです」
関根「プレイヤーとしては悔いないですし、アートワークや歌詞といった内面的な部分もやりきった感じがあります。作品として、意味を感じるものに仕上がっていると思います」
小出「妥協だけはしたくなくて。いくとこまで、いってやろうと。タイアップにしても内容にリンクさせる事も大切だけど、最終的に楽曲として良いものを渡せばいいと思っている。当たり前だけど、良くない曲は書きたくない。それが僕の誠意でもあり、プライドでもある」
―早速だけど次回作も気になります。
小出「今、忙しいから考える時間がなくて…。ツアーが終わったら、日本武道館があるし。まぁ、10月くらいから考えていきます」
―楽しみにしています!
ライブ情報はコチラ!
【Base Ball Bear“Zeppyramid tour”】
※チケットは9/19(土)、イープラス、ぴあ、ローソン、CNにて一般発売
日時:11/15(日)17:00
会場:Zepp Osaka
価格:3800(1F立見・整/・2F指定・要ドリンク代500円)
問い合わせ:キョードーチケットセンター06・7732・8888
【関西ウォーカー】