これまで数々のドラマを生み出してきたプロ野球のドラフト会議。今年は10/29(木)に行われ、複数球団からの指名が確実視される花巻東高校の菊池雄星投手を巡って熱い駆け引きが見られそう。そんなドラフト会議が、今年劇的に“チェンジ”することが、9/3(木)、都内のホテルで発表された。
大きな変更点は、まず「一般の観客1000人が会場に招待される」という点だ。この初の試みについて、コミッショナー特別顧問の王貞治さんは「なぜ今までこうじゃなかったのか、というほどいいアイディア。プロ野球はファンあってこそ。ドラフト会議のその場に居合わせて、スターの誕生を目の当たりにするのは、醍醐味だと思う」と太鼓判を押していた。
もう1点は、ドラフトの目玉とでも言うべき、“抽選”がわかりやすくなること。「交渉権確定」と書かれたくじを入れるBOXが、なんと“半透明”になるのだ。くじを引く手の動きが見えるので、観客の興奮度アップは間違いないところ。もちろんどれが当たりくじかまではわからないが、より臨場感が増すはずだ。
「僕は19年監督を務めましたが、ドラフトの前は責任が重くて眠れない時もありました」と王さん。さらに2007年に6球団が競合した大場翔太投手のエピソードを披露。「いつもは(どのくじを引くかは)その場で決めるけど、大場君の時は前日に“右手”で“一番上にあるくじ”を引く、と決めていた。おかげでその年はよく眠れました」と会場を笑わせていた。
ちなみに観覧の応募は、NPBオフィシャルサイト(http://www.npb.or.jp/)の特設ページ内応募フォームから受付。受付期間は9/7(月)の11:00〜9/25(金)18:00だ。
例年以上に緊迫感が増すであろう「プロ野球ドラフト会議 supportde by TOSHIBA」。運命の時は10/29(木)16:00から。テレビ中継はTBSで15:55〜16:53(予定)、スカイAが15:55〜最終指名まで行われるので、楽しみに待とう!【東京ウォーカー】