日毎に夜が長くなり夜景が美しさを増すこの季節、ウォーカープラス「夜景時間」では、夜景のことをもっと深く知るため、夜景同好会を発足することに。その中心メンバー(会長)には華やかな人を迎え入れたい…というわけで、アイドルグループSKE48の人気メンバーに白羽の矢を立てた!高柳明音と古畑奈和の2人にオファーを出したところ二つ返事で「ぜひ!」とのこと。
とはいえ会長たるもの夜景の資格取得を目指すべし! 12月3日(土)・4日(日)に行われる「第9回夜景鑑賞士検定3級」を受験することが急遽決定。
夜景検定とは、夜景を知ることでより深く夜景の価値を理解するための資格。「夜景マイスター」と呼ばれる1級のほか、2級、3級と難易度が分かれる。2級と3級は自宅のパソコンで参加できるそれぞれの筆記試験にパスすると「夜景鑑賞士」の資格が授与される。これまでに4800人以上の鑑賞士が誕生!グルメ通として知られる渡部健(アンジャッシュ)も3級を取得している。
「しかし、どう勉強すればいいものか…」と頭を抱える高柳と古畑のため、検定を主催する夜景観光コンベンションビューローの代表で、夜景の権威でもある丸々もとお氏を講師に迎え、検定の傾向と対策を伝授してもらうことに。
そもそも夜景ってなに?
「“夜景”ってあやふやな言葉ですよね」といきなり核心を突く質問を丸々氏にぶつける高柳。
「夜景とは、ひと言で言うと“夜の気配”を感じるものすべてです。例えば部屋の明かりを消してキャンドルを灯すだけで、夜の気配を感じますよね。だから、必ずしも展望台や山に登る必要はないのです」と丸々氏。
それを聞いて納得した様子の高柳。「じゃあ、夜の工場の風景も夜景ですか?」。
「もちろんです。感じ方は人それぞれですが、高柳さんがそこに“夜の気配”を感じれば良いわけです」と丸々氏は答える。
また、検定の試験問題の傾向については、「3級は有名な夜景スポットを覚えて、写真を見たら名前を思い出せるくらいにしておけば大丈夫ですよ」と説明。
「夜景と言っても、函館とかの有名なスポット以外はあんまり知らないし…」と不安がる古畑。
「ミュージックビデオでものすごく難しいダンスを踊っていますよね?あれを覚えられるんだから、夜景も興味を持って取り組めば必ず成果が出ます!」と励ます丸々氏。
検定はSKE48のダンスより難しい!?
「振り付けは歌詞と合わせて体の動きを覚えられるから大丈夫なんです!」と、立ち上がって踊りだす古畑。
「ところで皆さんはどんな夜景がお好きですか?」(丸々)。「飛行機に乗って空の色が少しずつ変わっていく様子が大好きです」(高柳)。「ライブや握手会が終わって、一日を振り返りながら高速道路を移動する車の中から見える景色が好きだったりするなぁ」(古畑)。
「それももちろん夜景ですよね。ですから、まずは夜に寄り添って、自分のお気に入りの夜景を見つけて、1つずつ覚えていくのが確実です」(丸々)。ということで、日本にある夜景遺産160カ所を網羅した写真集「最新版 日本夜景遺産」(河出書房新社)の中から、お気に入りの夜景スポットを選んでもらった。
お気に入りの夜景を見つけることが合格への近道!
「工場や建築が絡んだ夜景が好き」だという高柳が選んだのは「湯けむり展望台」(大分県別府市)。「鑑賞士の資格を取得して、全国の夜景を撮影しに行きたいですね」と、写真が趣味の高柳らしい抱負も。
一方、癒やしを求める古畑は「幌見峠展望駐車場」(北海道札幌市)をセレクト。
「2人だと不安だから、もう1人同好会に誘いましょうよ!」という古畑の提案に「じゃあ、夜景検定の勉強を楽しんでくれそうな安奈にしよう」と即答で石田安奈を指名する高柳。というわけで、勝手に石田を加え、3人体制で鑑賞士3級を目指すことになったSKE48。夜景検定の結果やいかに!?検定に向けて勉強に取り組む3人の様子は、ウォーカープラス「夜景時間」で随時レポートしていく。
なお、検定の申し込み締切は11月27日(日)までとなっている。試験まで1カ月を切り、追い込みをかけるSKE48と一緒に、日本全国1億人(たぶん)の夜景ファンの人も検定に挑戦してはいかがだろうか。【ウォーカープラス「夜景時間」/取材・文=杉山元洋、写真=杉山節夫】
※「2016夜景検定公式テキスト2級・3級完全版」は電子書籍のみ。今回は特別にプリントアウトしたテキストを使用しています
杉山元洋