酒井高徳、快勝でも大一番控えて慢心なし「全然違う内容になると思う」

東京ウォーカー(全国版)

サッカーのキリンチャレンジカップ2016が、11月11日(金)に茨城県立カシマサッカースタジアムで行われた。日本代表はオマーン代表と対戦。大迫勇也選手の2ゴールと、清武弘嗣選手、小林祐希選手の得点で4-0と勝利した。

左サイドバックでフル出場した酒井高徳選手は試合後、「勝ったということと点が入ったことは、チームとしてポジティブなこと」と振り返った。

先発出場した酒井高徳選手(前列右から2番目)(C)新井賢一


11月15日(火)に行われる、ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会出場をかけたアジア最終予選のサウジアラビア代表戦を控えての試合。同じ中東勢として、仮想サウジの意味合いがあった一戦で快勝を収めたものの、「攻撃のテンポはよかったけれど、相手を悪くいうつもりはないが、モチベーションはなかったと感じたので、あまり参考にならないというのが個人的な感想」と酒井選手。「個々の部分でも確かに似ていると言えば似ているという感じはあったが、もっとクオリティは高いと思う」と続けた。

「『サウジはボールを取られないだろうな』というところで、向こうはほとんど取られていた」と力量差の例を挙げつつ、「それだけで僕らの疲労度も全然変わってくる。そうすると攻撃にかける力と守備にかける力もまた変わってくるので、全然違う内容になると思う」と語った。

オマーン代表戦の結果が、サウジアラビア代表戦にそのまま直結することはなさそうだが、「ただ、勝ったということと点が入ったことは、チームとしてポジティブなこと」と収穫も口にする。

サウジアラビア代表は、日本も入るグループBで首位に立つ。勝ち点3差の相手をホームの埼玉スタジアム2002に迎える負けられない一戦となるだけに、快勝の勢いを持って戦いに臨むことを期待しよう。【ウォーカープラス編集部/コタニ】

コタニ

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