モコモコ素材と、思わず抱きしめたくなるような“ゆる〜い”表情の抱きマクラが注目を集めている。渋谷ロフトでは、なんと抱きマクラ全体で昨年の約2倍の売上を記録しているという。
人気のものは、2000〜3000円台がメイン。機能的なものよりも、さわり心地のいい素材で作られたぬいぐるみのような抱きマクラが中心だ。人気の理由は、近年の景気低迷で癒しグッズとしての需要がのびたこと、そしてルームウェアでもブームとなっている、手ざわりのいい“モコモコ”素材を安価で買えることが挙げられる。
特に、クマやウサギなどの動物の形をした「クラフト抱きまくらクッション」(2940〜3150円)は、現在インテリアフロアの目立つコーナーに展示されている主力商品。ウサギは人気のため完売し、10月頭頃に再入荷する予定だという。
「色とデザインに惹かれた人が、さわって“気持ちいい!”とおっしゃっているのをよく見かけますね。マイクロファイバーを使用しているので、モコモコとした柔らかいさわり心地が魅力なんです」(渋谷ロフト 室内繊維担当中澤さん)。
買っていくのは女性が多いが、ギフトとして購入する男性の姿も見られる。「ゆるめな表情に、思わず惹かれてしまうんだと思います。チェックやヴィヴィッドカラーなど、これまでにないカラーも魅力ですね」(中澤さん)。
そのほか、腕が長く、首に巻きつけて使える「はぐラビさん 抱き枕」(2940円)も、ふかふかした肌ざわりが人気の抱きマクラ。とぼけたような表情と、おしりやしっぽの愛らしいフォルムが特徴だ。
「これらの抱きマクラはほとんどが5000円以下で、機能的な抱きマクラに比べて価格が安いんです。お客様が手を出しやすいというのも人気の理由の1つかもしれません」(中澤さん)。
モコモコのさわり心地とゆる〜い表情がとにかくかわいい抱きマクラ。最近お疲れ気味の人は、とぼけた顔の抱きマクラたちに癒されてみては。【東京ウォーカー】