西友が9/9、衣料品プライベートブランド「George」の子供服、秋物新作コレクションの発表会を都内で開催。今シーズンは88アイテムを投入して子供服を拡充し、全国98店舗で9/11(金)から発売することを発表した。
ウォルマートグループの西友は、同グループ傘下の英国発衣料品ブランド「George」を、今年から積極的に販売している。6月はファストファッションの地、原宿で婦人服のファッションショーを行って大々的にPRを実施。その結果、6〜7月の売上は前年同期比約20%増となった。
今回の発表会もファッションショーを兼ね、場所はクラブイベント「ageHa」の開催で有名な「STUDIO COAST」(東京・新木場)。キッズのモデルやダンサー、DJが登場し、“スーパーの服なんてガマンできないというキッズへ。”というキャッチフレーズを見事に体現するかわいくてかっこいいファッションショーを繰り広げた。今回販売するのは、主に1〜6歳のベビー、ボーイズ、ガールズで、Tシャツ・シャツ580〜980円、パンツ・スカートは680〜1980円、ジャンパーなど羽織物を980〜2980円で展開する。
同社によると、「George」の子供服の売上高は、英国の子供服市場の第1位。商品本部衣料品部VPの吉野さんは「安いのは当たり前。そこにできるだけファッション性を入れたい。英国のデザインをそのまま取り入れた服を拡充して他ブランドと差別化を図ります」と語る。今回の子供服拡充により、2010年にはGeorge全体で2008年の2倍の売上を目標とする。
また、今後、特に子供がいるファミリー世代を取り込んでいきたいという同社は、売場作りにも注力。子供服売り場の周辺に文具や玩具のコーナーの設置、DVDや家電などの取り扱い、ディズニー商品の投入などを進めていく方針だ。
ユニクロやH&Mなどのファストファッションがもてはやされる昨今、売上に伸び悩むスーパーマーケットが今後、どのような活躍をみせるか、期待したい。【東京ウォーカー】