浮世絵ブームの予感!スター・ウォーズ、ポケモンも次々に浮世絵化

東京ウォーカー(全国版)

2016年は落語が再注目されたが、次のブームは“浮世絵”かもしれない。浮世絵は世界からも注目されており、先日も葛飾北斎が洋画技法を使って描いたとされる絵画がオランダで見つかったばかりだ。そして日本でも、40代以降には懐かしいあの浮世絵カードが復活。今回は“浮世絵”に注目した5つの気になるものをピックアップ!

ポケモンと浮世絵がコラボ!


ポケモンたちが暮らす世界を日本の伝統美術「浮世絵」と融合させた「浮世絵木版画 対決かびごん/かんとー地方くちばしてぃ」(4万8600円)が発売決定。近年のポケモンシリーズに深く関わっているキャラクターデザイナー・ありがひとしが原画を手がけた。

人間国宝が手掛けるスター・ウォーズ浮世絵


圧倒的な迫力。星間大戦絵巻「暗黒卿 堕悪巣矇娄(Darth Maul)」


日本の伝統技能を駆使した本物の木版画浮世絵で「スター・ウォーズ」の世界を表現し、絵師による完全オリジナル原画を作成。新たなキャラクターとビークルを、現在日本で活動中の彫師、摺師によって製作した。さらに今回の作品は、国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)の、九代目・岩野市兵衛(いわのいちべえ)氏が手がけた越前和紙を使用。完全数量限定品となっている。3作品コンプリートセットは100セット限定、単品「暗黒卿 堕悪巣矇娄(Darth Maul)」と「摸巴怖獲賭(Boba Fett)」は各100枚限定、「千年飛鷹流水図(Millennium Falcon)」はセット販売のみの超レア作品だ。単品各税抜5万円、3作品セット税抜15万円。12月下旬に発売される。

懐かしの永谷園名物企画、お茶づけ商品に「東海道五拾三次カード」封入が約20年ぶりについに復刻


【写真を見る】お茶づけ商品に東海道五拾三次カード封入を復活。フルセットプレゼントキャンペーンも同時復活


永谷園は、1965年から1997年の約30年間、お茶づけ商品などの主要商品に浮世絵等を印刷したカードを封入していた。「東海道五拾三次」や海外の名画を「東西名画選カード」シリーズとして展開。希望のシリーズがフルセットとして当たるプレゼントキャンペーンは、大好評だった。近年の日本文化への注目度の高さから、その名物企画を復活し、お茶づけ主要商品を対象に「東海道五拾三次」カードを封入した商品を11月より順次発売する。また「東海道五拾三次カード」フルセットが当たるキャンペーンや新CM放映を開始する。

11月22日(火)、墨田区にすみだ北斎美術館が開館


すみだ北斎美術館では、葛飾北斎が残した名作を展示。また、さまざまな企画を通して、北斎とすみだとの関わりについて伝えていく。また墨田区では11月1日(火)、葛飾北斎の作品をモチーフとした50cc以下の原付きバイク用のオリジナルナンバープレートの交付を2000枚限定で開始した。デザインは冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」をベースに、東京スカイツリーが小さく描かれている。

2017年1月28日(土)から5月21日(日)まで「スーパー浮世絵『江戸の秘密』展」が日本橋で開催


ここで見ることができる浮世絵は、ボストン美術館が所蔵する浮世絵を撮影し、デジタルデータ化したもの。なかでも門外不出の「スポルディング・コレクション」は保存状態の良さから世界で最も美しい浮世絵と称されており、描かれた当時の色に近い世界を体感することができる。ガイド役のキャラクターの声は片岡愛之助氏が務める。【ウォーカープラス編集部/原田桃花】

原田桃花

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