かつみ♡さゆり「夫婦が長いほど響く」夫婦愛映画を称賛

関西ウォーカー

「いい夫婦の日」である11月22日、朝日生命ホールで朝日シネマプレビュー「マダム・フローレンス!夢見るふたり」の特別試写会が行われた。夫婦愛の物語とあってシニアの夫婦連れの姿も多く、会場はほぼ満員の盛況となった。またスペシャルゲストに、夫婦漫才で知られるかつみ♡さゆりさんが登場し、爆笑トークに会場は大いに盛り上がった。

映画の舞台は1940年代のニューヨーク。“絶対音感”ならぬ“絶対音痴”なのに、なぜか憧れのカーネギーホールのステージに立った1人の女性の物語だ。主人公は、自分が音痴とは気づいておらず、ひたすらに夢を追いかけ、そしてその夫はウソをつき通し、優しくサポートし続ける。メリル・ストリープとヒュー・グラントが夫婦役を演じた、大人の夫婦愛が大きな感動を呼ぶ実話にもとづいたストーリー。

司会の津田なおみが作品内容を紹介したあと、「今日は『いい夫婦の日』にちなんで、スペシャルゲストにお越しいただいています。関西でいい夫婦といえば、このお二人ですね。かつみ♡さゆりさんです、どうぞ!」と呼びかけると、さゆりさんお得意のギャグ「ボヨヨ~ン!」とともに、にぎやかに登場。大きな拍手で迎えらた。

「コンビ名にハートマークが入ってますよね。テレビで拝見しても、仲の良さがにじみ出てます」と津田が話しかけると、かつみが「ボクは家では下僕。顔ばれるからって買い物行かされるんやけど、オレもそうやって」と答えれば、「でも料理はしますよ。野菜切って、お出汁に放り込んで……ただの鍋やん!」とさゆりは自分突っ込みで応戦。また柿について、自分の分は皮をむくのに、かつみさんには「男なんやから」とわけのわからぬ理由で皮がついたまま出すという、様々な夫婦ネタを披露し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

またさゆりが病気で入院した時のエピソードに話が及ぶと、「やっと仕事が来るようになった頃だったので、入院も手術も怖くて嫌がってたら、克己さんが真剣に怒ってくれました。命より大事なもんはない、さゆりがいてくれたら、それだけでええって」。映画のような夫婦で支え合う姿に、会場からは温かい拍手も沸き起こった。

途中、音楽の映画ということにちなんで、さゆりが得意のピアノを披露。「天国と地獄」を軽快に演奏した。また予定にはなかったが、さゆりが中学生の時に作ったという自作曲も披露。あまりの美しいメロディーに、会場は驚きながらも熱心に耳を傾けていた。

終盤、これから映画を見る人たちに向けて「年代によって感じ方が違うと思います。夫婦2人で重ねた時間が長いほど、心に響くと思います」とさゆりがコメント。またかつみは「嫁の夢をかなえる、それもダンナの夢やないですか。嫁の喜ぶ顔見たら、嬉しいですやん。だから、この映画の夫婦は、すごく幸せやなと思います」と話し、終始夫婦漫才らしい息の合った掛け合いで、この作品にふさわしいイベントとなった。

映画「マダム・フローレンス!夢見るふたり」は、12/1(木)よりTOHOシネマズ梅田ほかで全国上映予定。【関西ウォーカー編集部】

関西ウォーカー編集部

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