暑かったり寒かったりと、依然安定していない今年の気候。冷夏から続く天候不良で、例年よりも好調な商品がある。それが、ブーツをまっすぐに立てて置ける“ブーツキーパー”だ。
「毎年売れる人気商品ではあるのですが、今年は前年よりもかなり早く、お盆明けから人気を集めていましたね」と話すのは渋谷ロフトの石澤さん。同店のブーツキーパー関連商品は、9月中旬で昨年の170%を越える売上となっている。
人気はクリップ型でブーツの内側をはさみ、立てて置けるタイプのもので、値段は1200円前後とお手ごろ。ハートモチーフやキラキラしたストーンがついていたりと、シンプルながら女の子らしいデザインのものが主流だ。特にバタフライモチーフのものは、昨年から継続して人気だという。
また、“冷夏”に加え、“オシャレ女子”が増加していることも理由だという。「冷夏で夏の終わりが早く、ブーツを履きはじめる時期が例年より早かったというのもありますが、人気の理由の1つには、2足以上ブーツを持たれる方が増えたことですね」(石澤さん)。
そんな女性向けに、今年はブーツを2段重ねで収納できるブーツキーパーも登場。これなら邪魔にならずスマートにブーツを収納できるので、玄関が狭いという女性にも安心だ。価格帯は2100円前後、下段は58cm以下のブーツであれば収納でき、上段はヒールをひっかけて収納するタイプ。今年流行のロングブーツも、すっきりと収納できる。
「ロングブーツもそうですが、ムートンブーツなど、収納が難しく場所をとるブーツが人気なこともブーツキーパー人気に関係しているかもしれません」と石澤さん。朝晩の気温がぐっと下がり、そろそろブーツが恋しくなる季節。かわいいブーツキーパーで、足元だけでなく、玄関もオシャレな女子になってみては。【東京ウォーカー】