「明治建築をてらすイルミネーション」をテーマにした、明治村史上初の大規模なイルミネーションイベント「きらめき明治村」が2016年12月3日(土)よりスタート。「明治の芸術的・歴史的建造物」と「現代のイルミネーション」が融合することにより、これまでにない明治村の新たな美しさや魅力を体感できる。舞台となるのは、帝国ホテル中央玄関などのレトロ建築が立ち並ぶ5丁目エリア。建造物や音楽と最新イルミ技術のコラボレーションに注目だ。
ちなみに一番のおすすめは、金沢監獄正門から帝国ホテル中央玄関に向かって散策しながらイルミを観賞する方法。ライトアップされた石畳が光のステージのように見えて美しいぞ!また、イルミの色は基本である金色以外にも、時間によって青色や赤色に変化する。建物やその前の池で輝く光の表情は、とても幻想的だ。
イルミの開催日には「きらめきグルメ」も味わえる。その名のとおり“きらめき”をイメージして考案された、「きらめきオムライス」(1400円)や「きらめきビーフシチュー」(1800円、ライス・サラダ付き)が「明治の洋食屋 オムライス&グリル浪漫亭」に登場。金沢監獄周辺で販売される「牛鍋ドッグ」(500円)は、牛鍋の具をパンに詰めた必食メニューだ。
明治村まで電車でアクセスする場合は、イルミの開催日に合わせて、名鉄犬山駅東口から臨時バス(片道大人420円)も随時運行されるのでぜひ利用したい。また、車で行く場合は、5丁目エリアに近い北口駐車場がおすすめ。なお、イルミ開催日の明治村直営駐車場(500円/1回)は、16:00以降に駐車すれば5丁目エリアにある飲食店などで利用可能な500円分の金券(一部店舗、入村口では利用不可)がもらえる。明治時代のアイスの味をアレンジした「浪漫亭」のアイス(500円)など、明治村ならではのグルメを味わおう!
実は、日本に本格的なイルミ装飾が登場したのは1903(明治36)年のこと。大阪で行われた「第5回内国勧業博覧会」にて、初めて夜間開催されたのがその始まりとされている。そういった意味でも、博物館 明治村はこの上ないイルミネーションの舞台と言えそうだ。【東海ウォーカー】
吉橋和宏