レアルをクラブ世界一に導いたジダンから日本の子供たちへメッセージ

東京ウォーカー(全国版)

サッカーのFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016の決勝が、12月18日(日)に神奈川県の横浜国際総合競技場で行われた。

ヨーロッパ王者のスペインのレアル・マドリードと、開催国代表の日本の鹿島アントラーズが激突。レアル・マドリードが、延長戦にもつれる大熱戦を4-2で制して、クラブ世界一に輝いた。

指揮官となった現在も世界中の人々を魅了するジダン監督(C)新井賢一


かつてはトヨタカップとして、そして現在はクラブワールドカップとして行われている大会。1981年に行われた第1回のトヨタカップから、アラブ首長国連邦(UAE)で行われた2009年と2010年、モロッコで開催された2013年と2014年の4年間をのぞいて、日本でクラブ世界一をかけた戦いが行われ、多くの子供たちに夢を与えてきた。

来年からはUAEで2年開催され、次の日本開催は未定のまま。日本では見納めとなる可能性があるなか、レアル・マドリードを優勝に導いたジネディーヌ・ジダン監督に、世界一のクラブに憧れる日本の子供たちへのメッセージを聞いた。

「同じことしか言えない」と前置きをしたジダン監督だが、「本当に自らで希望と夢を持って、プレーを続けること。そうすれば、いつかはビッグクラブでプレーができるのではないかと思う」とコメント。「これはレアル・マドリードに限らず、ほかのクラブでも同じ」とも口にする。

現役時代は、1998年のフランスW杯で母国を初優勝に導くなど、1990年代後半から2000年代前半にかけて、世界最高の選手としてサッカー界に君臨した。クラブ世界一のタイトルも、1996年にイタリアのユベントス、2002年にレアル・マドリードでそれぞれ獲得している。

「私が選手だったときもそうだが、『レアル・マドリードのようなビッグクラブでプレーしたい』と思っていた。とにかく努力をしないとできないことを念頭に置いて、プレーしてほしい」

アルジェリア移民二世として、フランスの英雄に上り詰めた偉大なサッカー人の、実感が込められていた。【ウォーカープラス編集部/コタニ】

コタニ

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